数的不利後のビハインド
神戸戦 0対1 敗戦
5日(土)に開幕した2011年J1リーグは2日目を迎え、開幕戦に臨む浦和はアウェーのホームズスタジアム神戸へ乗り込み、神戸と対戦した。13時4分のキックオフを前に、スタンドもウォーミングアップ時から熱気に包まれていた。
日曜日のアウェーゲームにもかかわらず、スタジアムには浦和サポーターが数多く詰めかけ、メインスタンドから見て右手のゴール裏はあっという間に真っ赤に染まり、原口元気のコールなど大声援でチームや選手を鼓舞した。
浦和はエジミウソンを1トップ気味にし、その後方に右から田中達也、新加入マルシオ・リシャルデス、原口元気と並べた。ボランチは柏木陽介とキャプテンの鈴木啓太が務め、最終ラインは右からプロ10年目の平川忠亮、最古参で最年長の山田暢久、マルシオと共にアルビレックス新潟から移籍した新加入の永田充、そして背番号が3となって気分一新のプロ2年目宇賀神友弥が位置し、ゴールマウスは山岸範宏が守った。2011年J1リーグの開幕戦の先発はこのような顔ぶれとなった。
試合は前半、チーム始動から好調をキープする原口と達也のコンビが攻撃を活性化させてチャンスを作るも、その形は決定機とまでは言えず、ゴールネットを揺らすことができない。20分には達也からのパスを柏木が中央でスルーし、後方からマルシオ・リシャルデスがシュートを放ったが、ヒットせず、神戸GK徳重健太の手中におさまった。前半終了間際には混戦からピンチを迎えた浦和がカウンター攻撃を一気に仕掛け、最後は原口が強烈なシュートを放ったが、これもゴールキーパーに阻まれた。神戸はFW大久保嘉人やポポがスピードを活かした嫌な動きを見せ、浦和ゴールに襲いかかった。それでも前半は互いにビッグチャンスをモノにできず、前半を0対0で終えた。
両チームともハーフタイムでの交代を行わなかった。ペトロヴィッチ監督は「セカンドボールにしっかりと反応すること」と指示を出している。57分、この日初めてと言って良いワイドな攻撃の展開がピッチ上で見られた。フリーキックからの流れで最終ラインまでボールを下げて組み立て直した浦和は、ボランチの啓太から左の原口へパスが出され、受けた原口は柏木との連携で中央突破を図った。そのこぼれ球にスペースを埋めていた左サイドバックの宇賀神がシュート。これは神戸MF松岡の顔面クリアで阻まれたが、ようやく攻撃に動きがあった。
だが良い流れが見られた直後の62分、キャプテンの鈴木に警告の判定があり、前半にも1枚警告を受けていたことから退場処分へ。リズムに乗り切れていない中での1人少ない数的不利に、ここから神戸の猛攻が始まる。浦和はカウンターで対処するも、中盤は柏木とマルシオ・リシャルデスでカバーせざるを得なくなり、得点パターンはより限られてしまった。
最初に動いたのは神戸の和田監督。2人を同時投入した。その直後の76分、直接フリーキックからポポが地をはうような強烈なシュートを放ち、均衡を破った。1点ビハインドとなった浦和のペトロヴィッチ監督は達也を下げ、FW高崎寛之を投入。前線を2枚とし、長身のターゲットマンを置いた。さらに86分には原口を下げ、マゾーラを投入。神戸もポポを下げ、FW都倉賢を投入した。
この頃にはエジミウソンにもいら立ちが見え、相手選手と衝突する場面も。ロスタイム間際にスペースが生まれてマルシオ・リシャルデスらがボールを運ぶ機会があったが、時すでに遅し。ベンチ脇で叫ぶペトロヴィッチ監督の願いは届かず、浦和の2011シーズンのリーグ開幕戦は黒星で終わった。・・・続きを読む!