120分の死闘実らず…2010年、浦和終戦
G大阪戦 2対1敗戦
クリスマスの25日(土)、各地で天皇杯準々決勝が開催された。
浦和レッズは万博記念競技場で13時3分から3連覇を狙うガンバ大阪と対戦した。競技場には地元G大阪サポーターに負けじと浦和サポーターも集まり、ゴール裏を赤く染めていた。キックオフ時には『HERE WE GO』と書かれたデカ旗を登場させ、選手を力強く後押しした。
前半は、互いに決定機をものにできなかった。特にG大阪は再三の好機を外し、34分にはDF安田理大のシュートがバーに直撃する場面もあって、浦和としては肝を冷やし続けた前半45分間となった。浦和はゴール正面からなどセットプレーを中心に攻めたが、決定力を欠いた。
0対0で迎えた後半。立ち上がり1分にも満たない時間でボランチに位置した堀之内聖が負傷交代。負傷の詳細は入ってこないが、堀之内は右ヒザをおさえ、厳しい表情を見せていた。チームメートがすぐにバツサインを出し、担架でピッチの外へと運ばれた。後半4分でプレーが途切れ、堀之内に代わり鈴木啓太が投入された。
試合は72分に動く。直前のプレーでG大阪DF安田のセンタリングが山田暢久の手にあたり、警告。これがこの試合の流れを変え、与えたフリーキックをG大阪MF遠藤保仁が直接決めて試合を動かした。ゴール右すみに狙った完璧なシュート。やはり遠藤は苦手な選手だ。
しかし、ここで負けるわけにはいかない。フィンケ監督は74分に細貝萌に代えてエスクデロ、78分には高橋峻希に代えて田中達也を投入した。そして迎えた81分、達也から左の宇賀神友弥が左ペナルティエリア内から巻くようにシュートを放ち、ゴール右上に見事に決めて同点とした。
その後も攻め続けるも、あと一歩、及ばず、1対1で前後半終了。15分ハーフ、30分の延長戦に突入した。
両チーム消耗戦となる中、延長前半7分、ルーカスのロングボールに宇佐美が走りこみシュート。浦和は時間の経過とともに、じわりじわりとガンバに詰め寄られる。そして迎えた延長前半13分 ルーカスのパスを受けた宇佐美に決められ、失点する。
延長後半に入り、攻めに出る浦和。延長後半10分にはエスクデロのセンタリングを受けたエジミソンがゴールに迫ったが、トラップミスでシュート打てず。終了間際には右サイド・エスクデロのスルーパスに宇賀神が飛びこんだが、あと一歩届かず。
試合は2対1で浦和敗戦。またしてもガンバに勝てず、天皇杯ベスト8敗退で2010年シーズンを終了した。
「パスをつなぎ、攻めているものの、ゴールが入らない」。
今年、何度も見られたシーンは、最後の最後まで改善できないまま、フィンケ体制は幕を下ろした。