千両役者だ!ポンテが復活弾!
京都戦 2対0 勝利
リーグ第30節京都サンガF.C.戦をホーム埼玉スタジアム2002で迎えた。リーグ戦は残り5試合となり、優勝争い、残留争いはそろそろ決着がつきそうだ。優勝争いの中に浦和の文字がないのは寂しいが、今節の浦和、まずはホーム埼スタで勝利し、3連敗中の嫌な流れを断ち切りたいところ。
浦和は立ち上がりから試合の主導権を握り、ゴールを目指した。細貝萌がケガをし、ボランチには鈴木啓太が入った。柏木陽介とともに攻守のバランスをとる。右サイドバックには前節に引き続き、来季正式加入の岡本拓也が位置する。広島戦以上に攻守両面で落ち着いた対応を見せた。
試合は25分、パスを受けたサヌがシュート。京都GK守田達弥が体を張って守るが、そのこぼれ球をエジミウソンがつめて先制点を奪った。1対0とリードした浦和はピンチを迎えたが、GK山岸範宏の好セーブが光り、ラインを割らせない。前半は1対0と浦和リードで折り返した。
後半。49分、京都の秋田豊監督は最終ラインのDF森下俊を下げ、MF中村太亮を投入。59分には今季限りでチームを退団するFW柳沢敦を下げ、20歳のFW中村充孝を起用した。その後の数分間は京都の時間帯となり、61分には京都FWディエゴに強烈なシュートを打たれるが、山岸が止めて1点のリードを守った。
浦和は63分に原口元気を下げ、堀之内聖が投入された。この交代で柏木が一つ前に上がり、攻撃参加の数を増やした。また、70分には京都が最後のカードを切り、ディエゴに代わり、FW金成勇がピッチに立った。
後半は互いに形を作るが攻め切れなかった。浦和は82分にサヌを下げ、負傷明けのポンテを投入。試合を決める1点を最後まで諦めない。89分には柏木を下げ、濱田水輝が起用された。後半は京都に押され気味の浦和だったが、中央を引き締めてボールを奪ってからの展開を狙う。
ロスタイムは5分と表示された、その時だった。エジミウソンからパスを受けた途中出場のポンテが相手ディフェンダーをかわし、右足でシュート! 役者が違う。ポンテのシュートは迷いなくゴールネットに突き刺さり、2対0。埼玉スタジアム2002を1人の力で沸かせた。試合終了のホイッスルが鳴り、浦和は連敗をストップ。ゴール裏のサポーターによるポンテコールがなかなか鳴り止まなかった。そのサポーターの声を後押しに来日以後ずっと戦い続けたポンテ。マイクの前に立ったヒーローインタビューでは涙を流し、「すべてのサポーターの後押しに感謝したい。僕にとって、数試合がレッズでの最後の試合になるかもしれない。このユニフォームに誇りをもって戦いたい」とメッセージを残した。