若手躍動にベテラン応える
J1リーグ第22節・FC東京戦が19時からアウェー、味の素スタジアムで開催された。浦和レッズは梅崎司、山田直輝の長期離脱に加えて、鈴木啓太、田中達也、宇賀神友弥、エスクデロが負傷や調整中のため、欠場。総力戦でこの試合を迎えた。今季は浦和もFC東京も思うように勝ち星を重ねることができず、順位表の中位以下に位置する。今節は、両者にとって負けられない一戦だ。
「みどころ」として挙げた高橋峻希と原口元気が右と左、前めのポジションでプレーした。この2人が豊富な運動量でピッチ内を駆け回り、中央のポンテがパスを散らし、攻撃を組み立てていった。代表に招集されていたサヌは左サイドバック、スピラノビッチは山田暢久とともにセンターバック、そして日本代表Aマッチデビューを果たした細貝萌はボランチで柏木陽介とコンビを組んだ。
前半は両者とも譲らない攻防戦。互いに中盤で激しいチェックを見せ、素早い攻撃を展開した。守備では、浦和はボールを奪われても選手がしっかりとカバーしあって、優位な形でFC東京にボールを持たせない。ラインコントロールもよく、オフサイドを重ねた。
一方のFC東京は前半で交代枠を2枚使うことになり、その度にポジションをチェンジさせ、スタート時はセンターバックだったDF徳永悠平はボランチでプレーした。途中出場のDF今野泰幸もボランチからセンターバックへ移った。前半は、終了間際にMF梶山陽平のシュートがバーを直撃するシーンはあったが、浦和優勢で試合を進めた。
0対0で迎えた後半、65分に原口のペナルティエリア内の突破でPKを得る。キッカーはポンテ。66分、ゴール左すみに決め、1対0。浦和に待望の先制点が記録された。このゴールで勢いに乗った浦和の攻撃、そして体を張ったプレーが続いた守備もさらに集中力を高める。得点直後、FC東京はFW平山相太を投入し、反撃の策に出た。浦和もエジミウソンを下げて堀之内聖を、原口を下げて高崎寛之を投入した。
82分、FC東京にこの日2度目となるシュートのバー直撃があり、浦和は救われた。途中出場の坪井慶介もスムーズに試合に入り、安定した守備を見せた。そして後半ロスタイムはまさに激闘。FC東京がロングボールを入れて、パワープレーで同点ゴールを狙った。浦和は全員で必死に守りきり、ロスタイム4分経過。浦和が1対0でこの試合をモノにした。