ワールドカップの雪辱を果たす
新生・日本代表の初陣となったきょうの試合は、その期待の高さを示すようにチケットは完売し、6万5000人がスタジアムに集まった。
日本の先発メンバーは11人中、7人が海外組だった。その中、浦和レッズから唯一、招集されている細貝萌が先発出場した。
日本は、試合の立ち上がりから相手陣内に攻め込んだ。前半9分、松井大輔のドリブルが相手のファールを誘い、フリーキックのチャンスを得る。本田圭佑の蹴ったボールは、GKビジャルの前でワンバウンドするが、飛び込む選手はいなかった。16分には中村憲剛のサイドチェンジを左サイドで受けた本田圭佑がセンタリングを上げる。ゴール前の松井大輔が頭で合わせたが、これもゴールにはならなかった。
前半20分を過ぎると、パラグアイの反撃が開始される。前半22分には細かいパスを繋がれ、最後はFWサンタクルス。前半24分と前半27分には、FWバリオスに決定的な場面を作られた。日本の苦しい時間帯が続いたが、前半35分には、本田圭佑のパスを受けた右サイドの森本貴幸がゴール前の香川真司へパスを送り、前半36分には、左サイドの長友佑都がゴール前の森本貴幸へパスを送りチャンスを作った。さらに前半40分には、香川真司がペナルティエリア近くで相手をドリブルで抜き去るシーンもあった。前半45分のコーナーキックには、中澤佑二が飛び込みヘディングシュートをするが、GKビジャルに弾き返された。両者譲らず、前半は0対0で終了した。
前半と同様に、日本は後半も立ち上がりから攻めに出る。本田圭佑のパスや香川真司のドリブル、内田篤人のオーバーラップが随所で見られ、パラグアイを押し込む。待望の得点は、後半19分に生まれた。相手ゴール正面でボールを持った中村憲剛が、走り込んできた香川真司へ縦パスを送り、それを受けた香川真司が冷静にシュートを決めた。
その直後の後半22分には、ゴール前のミスからシュートを打たれるが、川島永嗣が素晴らしいセーブで防いでことなきを得る。パラグアイのペースに傾きそうだったが、きょうの日本は勢いそのままに攻め続けた。後半29分には途中交代の藤本淳吾が左サイドの長友佑都へパスを送り、長友佑都が上げたクロスに、こちらも途中交代の岡崎慎司が飛び込んだ。30分にはオーバーラップから内田篤人がシュートし、後半35分には長友佑都が良質のクロスを上げた。
パラグアイの反撃もあった。後半39分のコーナーキックでは、あわやゴールという場面で中村憲剛がヘディングでクリアし、失点を回避した。その後も続くパラグアイの猛攻を、日本は体を張って防ぎきった。
日本は1対0でパラグアイに勝利し、ワールドカップでの雪辱を果たした。