アウェイで勝ち点3も辛勝
桜咲く、大阪長居スタジアム。J1リーグは第4節を迎え、ここまで1勝1敗1分けの浦和レッズはJ1復活を果たしたセレッソ大阪と対戦した。16時4分キックオフ、曇り空のもと、風はないものの、冷たい空気がスタジアムを包んだ。
フォルカー・フィンケ監督は柏木陽介を試合開始からボランチとして起用。前線の4枚はエジミウソン、田中達也、ポンテ、エスクデロの組み合わせになった。「黄色のスパイクで点を取る!」そう前日練習終了後に話していたエスクデロは宣言通り、鮮やかな黄色が印象的なNIKE製のスパイクを履いての出場となった。その他のメンバーは前節のモンテディオ山形戦と同じ顔ぶれへ。ベンチには堤俊輔が入った。
試合はサイドを起点に攻撃を組み立てた。右サイドバックの細貝萌の突破力だけではなく、左サイドバックの宇賀神友弥も、今節はバランスを見ながら積極的にボールに絡んでいく。一方、守備ではC大阪のロングボールを含むカウンター攻撃に警戒が必要だった。アドリアーノを軸とし、香川真司、乾貴士が絡む攻撃にはやはり怖さがあった。
迎えた21分、パスをつなぎ、ペナルティエリア内に進入した浦和は田中達也が相手DFのミスを見逃さず、マイボールとし、冷静にシュートを流しこんだ。リーグ戦では2008年11月8日コンサドーレ札幌戦以来となる待望のゴールで浦和は先制した。だが、直後に浦和の悪癖が出てしまう。リスタートからのプレー、C大阪アドリアーノに中央を強引に突破され、そのままシュートを許し、同分に失点。あっという間に試合はふりだしに戻った。
30分にゴール正面からのFKのチャンスを得るが、阿部勇樹とポンテのコンビネーションプレーからの阿部のシュートは惜しくもゴール右へ外れ、ゴールならず。38分にはエスクデロが脚を痛めた様子で、すぐに準備した原口元気と交代。前線はエジミウソン、達也、ポンテ、原口の4人となった。前半は1対1のまま、終了となる。
後半に入り、54分、再び試合が動く。阿部によるDFの裏へのパスにエジミウソンが合わせ、2試合連続となるゴールを決め、リードに成功。阿部のパスが入った時点で勝負ありの場面だった。ベンチも活気づく。浦和は2対1とし、69分、フィンケ監督は達也を下げ、鈴木啓太を投入し、守備を整えた。柏木もゴール前へ顔を出す機会が増え、C大阪ゴールを攻めた。
だが、79分。途中出場のC大阪MF石神直哉の左からのセンタリングからピンチに。一度は右ポストをたたくも、香川につめられ、2対2の同点。それでも今日の試合は終わらなかった。1分後の80分、エジミウソンがライン際で粘ったボールがゴールへと吸い込まれ、浦和は3対2と勝ち越しに成功。するとベンチは88分、疲れが見えてきたポンテを下げ、堀之内聖を投入し、守備力を高めた。
最後は守備陣が体を張ったプレーで攻撃陣が奪った3得点を守り、3対2、アウェイでの勝利となった。内容は辛勝だが、結果が欲しい今季を戦う上では大事な勝ち点3をつかんだ。これからチームは連戦に入る。試合終了後にはエジミウソンコールに始まり、坪井慶介のコールもあった。