代表帰りの阿部が大活躍
2010指宿合宿3日目、15時から指宿いわさきホテル内サッカー場で、J2ファジアーノ岡山との45分ハーフの練習試合が行われた。先発メンバーは蔚山現代戦の控え組、欠場者が中心となり、ボランチには日本代表遠征から戻ったばかりの阿部勇樹がキャプテンマークを巻いて出場した。FWは原口元気、田中達也の2トップ、センターバックは坪井慶介とスピラノビッチの組み合わせとなった。
浦和は、序盤からゲームを支配するも決定機にもちこめず、攻めあぐねた。12分、28分と左前めでプレーした林勇介がゴール前でGKと1対1となるビッグチャンスを迎えたが、シュートの正確性に欠け、得点につなげる事ができなかった。
試合が動いたのは39分だった。スピラノビッチが高い位置でボールをカットすると、その流れから林がボールを受け、中央へクロスボールを送ると、ゴール前の混戦からのクリアミスを田中達也が冷静に決めて、浦和が先制した。前半はこの1ゴールで終了となった。
2本目は、加藤順大、スピラノビッチ、堤俊輔、細貝萌、田中達也、原口元気が下がり、代わって都築龍太、堀之内聖、永田拓也、濱田水輝、高崎寛之、エスクデロがピッチに立った。始動以降、好調をキープするエスクデロ、高さと裏に抜けるスピードを武器とする高崎が後半のチームを引っ張った。
攻め込む浦和だったが、48分に失点してしまう。サイドの選手をフリーにしてしまい、簡単にクロスボールを上げられ、ゴールを許した。このプレーにGK都築は最終ラインに対して「(ボールの)失い方が悪い」と叱咤。だが、ここからは相手にも疲労の色が見られ、浦和のエスクデロ・高崎コンビのキレの良さが際立ってくる。
61分、ボランチで出場した濱田水輝のシュート気味のボールを受けた高崎がゴール決めて2対1とする。71分にはエスクデロがゴール右すみに豪快にシュートを決め、3対1とリードを広げた。83分には再び高崎が、途中出場の宇賀神友弥からのクロスボールにニアで合わせ、3点差とした。この連携にはベンチのフォルカー・フィンケ監督からも「ウガ!ナイス!」と声が上がった。85分にはスペースに入り込んでフリーでパスを受けた阿部勇樹がきっちりとシュートを枠へ流し込んだ。89分、最後にPKを与えてしまい1点を返されたが、後半に多くのチャンスを作り、5対2で浦和が勝利した。
74分に坪井慶介に代わり出場した鈴木啓太がボランチへ入り、阿部とコンビを組んだ。濱田はこの交代により、センターバックに位置した。また、82分には林がベンチへ下がり、1本目でGKを務めた加藤順大がフィールドプレーヤーとして再出場した。加藤はうまくスペースをついて前線へボールを送るなど流れを作った。