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山形戦=今日のポイント

高原、ポンテが復活
フィンケ監督は後半開始から、サイドバックの永田と2列目の原口を一遍に代えた。理由は説明しなかったが、左の縦のラインがうまく機能していなかったからではないか。

送り込まれたのはポンテと西澤で、右サイドDFで先発した高橋が左に回り、西澤が右DFに入った。西澤は失点に絡むなど守備でのミスが目立ったものの、攻撃面ではアクセントの一つになった。ポンテが右MFに入ると、エスクデロが左MFへと移動する。

ボール占有率が高く、横パスはよくつないだが、前半の浦和は鋭いくさびのパスと効果的にサイドを変えるパスが相変わらず少なかった。いくらボールを回したところで、気の利いた肝心の最終パスが入らなければ、ゴールは奪えない。エジミウソンと闘莉王が決定的なシュートを打ったとはいえ、リズムは極めて悪かった。

そうして指揮官の狙いが伝わった後半、戦況はガラリと変わる。

「サイドバックが高い位置でボールを受けないといい攻撃にならない」と西澤が言えば、高橋も「前半は上がる判断が難しかったけど、後半は積極的にいこうと思った」。西澤はベンチから、高橋はピッチで前半の流れの悪さを感じ取っていたのだ。

1−1の後半2分、高原がエスクデロのパスを持ち込み、角度のない右からけり込んだ。34分に同点にされたが、その3分後には、高原が闘莉王の豪快なミドルシュートを頭で見事に反応し、昨年4月26日の京都戦以来の2得点をマークしてチームに2連勝をもたらした。

高原は前節の神戸戦に続き、大勢の報道陣に囲まれても笑顔を見せなかった。「ゴールのことよりチームが良くなかったことのほうが…。1試合を通じて集中して(ゲームを)コントロールできていない」と表情はさえなかった。

とはいえ、高原の状態は確実に良化している。足元のパスを受けた後のキープ力は上がったし、パスに飛び出すタイミングやここ一番の決定力も付いた。高原が好調になるほど、浦和は強くなるのだからこの先が楽しみだ。

そしてもう一人。先日の神戸戦で故障から復帰し、10分ほど試運転したポンテが、この日は本来の力を45分に渡って発揮。絶妙にタメをつくり、ここから繰り出すパスが絶品だった。フィンケ監督は「後半だけで、チームに価値のある選手ということを証明した」と、短い言葉の中に余人をもって代え難い存在であると絶賛した。

加入5年目を迎えた名手は「試合の流れに慣れてきたし、自分が入ってリズムを変えられた」と復調の手応えを感じている。

ポンテと高原にエンジンがかかってきた。基礎編のパスワークから、一段上の、もっと縦パスを入れる高度なパスサッカーが到来しそうな予感がする。
文/河野正

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