怒涛の6ゴールで決勝トーナメント進出決定!
ヤマザキナビスコカップ2009予選Aグループ最終節、浦和レッズはホームの埼玉スタジアム2002に大宮アルディージャを迎えての"さいたまダービー"に臨んだ。勝てば文句なしの予選突破。フォルカー・フィンケ監督は負傷明けの山田直輝、原口元気をピッチへ送り込んだ。
山田暢久がセンターバックで先発出場。チーム練習に合流したばかりの堀之内聖はベンチスタートとなった。また、ここ2試合の勝利は若手の活躍が目立っているが、今日も山田直、原口の他に、サイドバックに西澤代志也、永田拓也が起用された。ベンチにも濱田水輝、高橋峻希、エスクデロセルヒオといった浦和レッズユース出身選手が名を連ねた。浦和で育ち、浦和で高みを目指す彼らはこの予選でクラブを決勝トーナメントの舞台へ導く原動力となった。
前半はスタンドの方が焦れていたかも知れない。前半から試合の主導権を握り、高原直泰を中心とした攻撃陣が巧みなボールキープから大宮ゴールを脅かした。10分、左からのセンタリングにエジミウソン、高原とダイレクトでつなぎシュートに持ち込むがシュートはバーを直撃した。12分には原口がゴール前に飛び出すもシュートに持ち込めなかった。その後もエジミウソンにわずかのタイミングでパスが合わないなど、なかなか結果に結びつける事ができなかった。
しかし、ピッチ上の選手たちは冷静だった。迎えた38分、右から左、中央とパスをつないだ浦和は最後に山田直が大宮GK江角浩司の動きを見てかわし、無人のゴールへシュートを決めて待望の先制点を奪った。前半は1対0リード。
後半、開始5分で高原がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。このプレーで大宮MF藤本主税がこの日2枚目の警告を受け、退場処分に。大宮は10人での戦いが始まった。52分、ここで得たPKをキッカーのエジミウソンがきっちりとゴール右へ決めて2対0とリードを広げると、浦和はゴールラッシュを見せた。
1分も経たない52分にエジミウソンからパスを受けた高原が2試合連続となるゴールを決め、3対0。57分にはエジミウソンが永田拓也のパスから今日2得点目を奪い、4対0とした。
この後、大量得点によるものか、暑さのせいか、65分に簡単なプレーから大宮に1点を返されたが、71分、前半からゴールを欲していた原口が途中出場のエスクデロのアシストで追加点を決めた。ゴール右上を狙った原口らしい1発だった。
浦和は56分に山田直を下げ、高橋峻希を投入。高橋は右サイドで、中盤からサイドバックまでをこなした。68分には西澤に代わってエスクデロがピッチに立ち、原口のアシストを含め、きっちりと仕事を果たした。78分には堀之内が登場。スタートはボランチで試合の感覚をつかむため、精力的に動いた。その後、浦和はさらに1点を返されたため、堀之内は山田暢とのポジションチェンジでセンターバックに入った。この守備重視のポジションチェンジは攻撃でも功を奏し、山田暢はロスタイムにエスクデロからのパスを受け、ダメ押しとなる6点目を決めた。
勝てば、決勝トーナメント進出だった浦和。そのプレッシャーをパワーに変えられるかが勝負のポイントだった。結果は6対2。両者の現在の力、勢いの差がはっきりと試合に表れた。浦和は決勝トーナメント進出を決め、決勝の舞台を目指す。