連戦への自信
清水戦は3月14日のホーム埼玉スタジアムで開催されたFC東京戦以来の2点目が記録された。試合自体は終盤の猛攻に耐えられずに引き分けにもちこまれたが、7試合にわたって0点または1点と寂しい結果に終わっていただけに高い壁を越えられたように感じる。
連戦となり、苦しい試合が今後も予想される。攻撃の迫力は失わずにいたいところだ。山田直輝の運動量に加え、原口元気の仕掛けこそが鍵を握っているのではないか。原口本人に“今の攻撃の課題は何か”という質問をぶつけた。
清水戦は引いて守る清水の守備陣を前に、原口は窮屈な動きを見せていた。それでも25分に見せたエリア外からのシュートは強烈で、それまで細かいパスをつないでいた浦和の攻撃に変化を与えた。原口自身も「(スペースがない状態での)ドリブルは無謀だと思った」と振り返る。
狙いは相手を引き出すシュート。原口は「遠目からシュートを打つ事で相手を引き出そうと思った。難しかったが…」と話を続ける。そこで“今の攻撃の課題は何か”という質問をすると、ひと呼吸おいた後に「最後は個人の能力」という答えを出した。
「3人目が動きを予測する事が大切。3人目、4人目に良い動きがないと崩せない」と指摘した。この点も含め、近いポジションである山田直輝とは試合終了直後から移動中、自転車トレーニング中など「こうしよう」「ああしよう」とよく話し合うそうだ。千葉戦のエジミウソンのゴールはまさに3人目の動きがあった。
得点はチームを助ける。新潟も中2日で第9節を迎えるわけだが、原口は「疲れている相手はむしろチャンスだ」と本音を見せた。「ユースでも連戦は経験しているが、やはり(プロになると)疲れ度が違う。それでも(試合になれば)僕は動けると思うから」と話した。
浦和で取材を始めてから、連戦時にこんな答えが返ってきたのは初めてだ。過去、何度も連戦を経験し苦しい試合を乗り越えてきたベテラン選手と、自身の若さに自信をもっている原口、山田直の融合で新潟戦はホーム連勝を狙う。
(レッズプレス!!有賀久子)