先制点が大きな痛手
ヤマザキナビスコカップ予選が始まった。今季は予選リーグの規定に変更があり、2グループに分かれ、1回戦総当たりで行われる。浦和レッズはここまでリーグ戦で1勝1敗1分という成績。初戦の相手はJ1復帰を果たしたサンフレッチェ広島だ。今季初のナイターゲーム、浦和は広島ビッグアーチに乗りこむ。
闘莉王ら4名の日本代表選手が欠場する中、基本スタイルの4−4−2で臨んだ。センターラインの他に今季はサイドバックも務める細貝萌を腰の違和感で欠くも、フォルカー・フィンケ監督は姿勢を崩さなかった。山田直輝、原口元気といったニューヒーロー賞対象選手である23歳以下の若い選手のパワーに期待が集まった。
試合は広島が主導権を握る。佐藤寿人を軸とした前線3人の動きを中心に、豊富な運動量を活かして自慢の攻撃を組み立てた。常にDFラインの裏を狙う姿勢があり、守りから攻撃の切り替えの早さが目立つ。防戦一方の浦和は原口が攻撃に守備にと孤軍奮闘するも打開策を見出せない。
試合が動いたのは27分。広島FW佐藤寿が最終ラインの裏を付いたクロスボールにダイレクトで合わせ、シュート。ゴールネットを揺らした。試合開始から得点の予感すら感じられない浦和にとって、先制点を許した事は大きなビハインドとなった。
後半、立ち上がり15分で流れが変わらないとみたフィンケ監督は動いた。61分に赤星貴文を投入。70分には西澤代志也、79分にはエスクデロセルヒオを起用した。なかでも赤星は強化合宿中の練習試合からゴールに向かう強い姿勢で流れを変えられる事を証明してきた。期待は大きい。
しかし、やはり先制点を相手に与えた事は大きかった。引いて守り、カウンター攻撃に徹する広島を前に、浦和は好機を作る事ができぬまま、試合終了。0対1で敗戦を喫してしまった。合計4枚の警告も重ね、2009Jリーグヤマザキナビスコカップ予選は厳しいスタートとなった。