「REDSインタビュー」は、トップチームやレディース選手、監督、スタッフ、関係者などを深掘りし、その言葉を掲載するコーナー。
今回は、来季2023シーズンにユースチームからトップへの昇格が内定したMF堀内陽太を輩出した「Jrユースサッカー クラブ与野(略称:クラブ与野)」の中森翔太監督を取材した。
(石田達也)
「陽太のような人間性を備えた選手に活躍してもらい、子どもたちのお手本になってもらいたい」。中森監督は期待を込めて語った。
「クラブ与野」は、2000年に創設され、さいたま市中央区・与野地域を中心に活動を続けてきた。技術向上だけではなく、選手の人間力育成や学習の習慣化も狙い、トレーニング施設や学習塾も備える。掲げるのは文武両道だ。
現在およそ100名が所属し、セレクションでは約400名が参加する人気クラブ。
堀内陽太の中学生時代のエピソードや、クラブの理念である人間力の形成、そして文武両道の指導に迫ると同時に、中森監督自身がクラブ出身者であり、地元“与野地域”のサッカー熱を盛り上げるための取り組みについても聞いた。
■人間力を付ける
RP:来季、トップチーム昇格が内定した堀内選手についてのエピソードをお聞かせ頂けますか?
中森:陽太が小学生の頃から、その存在を知ってはいました。彼が小学5年生の時、試合を初めて見て、“これは、モノが違う”と感じました。
「こういう選手は、うちには来ないな」と思っていましたが、6年生になってセレクションの申し込みがあり、受けてくれました。真剣に見させてもらい、当クラブへの加入が決まりました。
ただ、中学1年生の時、腰の・・・・・・