「REDSインタビュー」は、トップチームやレディースの選手、監督、スタッフ、関係者などのインタビューを掲載するコーナー。今回は2020年から浦和のアカデミーダイレクターに就任している渡辺隆正さんにビデオ通話アプリ「Zoom」を使い、インタビューを行った。
07年からはアカデミーの指導者の道へ。浦和レッズレディースジュニアユースでコーチを務め、当時、悲願の全国大会優勝のために富士登山へ出掛けてお守りを購入し、その大会で優勝したというエピソードも残る。09年には浦和レッズジュニアユース、11年には浦和レッズユース、13年には再びジュニアユースで、それぞれコーチとして指導経験を積んだ。
浦和一筋で進んでいた渡辺ADがチームを離れたのは15年。「さらにレベルアップしたい」「知らない場所で試したい」と一念発起。岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治でU−15コーチとなると、18年にはトップチームコーチに。19年にはFC今治と地域をつなげる今治モデルのグループ長を務めた。
そして20年、現在のアカデミーダイレクターに就任した。渡辺ADが描く未来のアカデミーの姿とは何か?
RP:アカデミーダイレクターとは、どのような仕事なのでしょうか?
渡辺AD:簡単に言いますと、アカデミーの方針や方向性を決めていく役割で現場にも関わっていきます。就任の際、「アカデミーの基盤づくりをしたい」という須藤伸樹育成部長からのお話を頂き、ダイレクターの仕事に就いています。アカデミー全体を見ながら、トップの強化とアカデミーをつなぐ役割も担います。また、現場のコーチや指導者のコーチングフィロソフィー、振る舞いを統一する役割でもあります。・・・・・・