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梅崎司「悔しいの一言だが、これもサッカー」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の敗退が決まり、仕切り直しとなった5月29日(日)のサガン鳥栖戦でしたが、連戦の疲労、そして攻撃のテンポも上がらないことが原因となり、相手の固い守備を崩せないまま、チームはスコアレスドローで試合を終えました。

そんな中、この試合を誰よりも楽しみにしていたのが梅崎司でした。


長崎県出身で、大分のクラブで育った梅崎は、鳥栖GK林彰洋と協力して、熊本地震の被災者の方々100人を試合に無料招待をしました。対戦クラブの選手同士が合同で試合に招待をすることは、Jリーグでも極めて異例の出来事でした。梅崎は「サッカー人としてプレーで伝えるのが僕にできること。サッカーを通して勇気や元気、希望を届けたい」と試合前に話していました。

しかし、終わってみれば交代枠を1つ残し、背番号7がピッチに立つことはかないませんでした。スタンドの一角からは「ありがとう」と書かれた感謝の横断幕が掲げられていました。梅崎は「子供たちも笑顔を見せてくれた。クラブの垣根を越え、鳥栖のサポーターも僕の名前を呼んでくれたのは純粋にうれしかった」と口にしました。しかし、この試合に必ず出場し、ゴールを目指しヒーローになると、強い気持ちを抱いていただけに悔しさが残ります。梅崎は「悔しいの一言だが、これもサッカー。自分が活躍するプレーを見せたかったが、これをモチベーションに次にしっかりとつなげたい」と語りました。

アグレッシブに自分らしさを発揮し、前に突き進んで行く姿勢は、現在のチームに欠かせない存在です。「覚悟を持って、本気で努力をして行く」と、梅崎は新たな誓いを立てています。常に努力を怠らない背番号7は、悔しさと高い意識をバネにまだまだ成長を続けていきます。
2016年6月1日放送(石田達也)

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