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ハートビートレッズ×PRESS

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新潟戦までの2週間、決定力を取り戻せ

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


勝点3が求められた、7月29日(水)に埼玉スタジアム2002で行われたヴァンフォーレ甲府戦。前半にPKで先制したものの、後半20分に「待ってました」とばかりのカウンター攻撃を受け、同点に追い付かれてしまいました。その後、浦和レッズは選手を入れ替え、攻撃態勢に入りましたが、結局、1−1の引き分けで終了。3連敗は免れましたが、サンフレッチェ広島、名古屋グランパス戦と同様、先制したものの追い付かれ、これで4戦未勝利です。

試合後、埼スタには久しぶりのブーイングが鳴り響きました。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「非常に痛い引き分けだった」と肩を落としました。


さらに、この試合で、柏木陽介が左足内転筋を痛めました。また、失点シーンでは、相手をマークしていた岡本拓也が肩を脱臼。先制点となったPKに関わり、安定したプレーを見せていましたが、最後まで全うできず、ピッチをあとにするなど、ケガ人が出る事態となりました。

やっているサッカーは変わりません。メンバーも大きく変わっていません。大きな気の緩みもありません。連戦や暑さは、相手だって同じです。明治安田生命J1ファーストステージを無敗で優勝したチームが、今、なぜ苦戦を強いられているのでしょうか? やはり決めるべき場面で決める。決定力の差ではないでしょうか。

失点シーンを思い出しますと、興梠慎三が、絶好の場面で外した直後、1本のロングボールからのカウンターを受けています。甲府は初めから「チャンスは少ない」と戦っていて、狙い通りの展開に持ち込んだのです。対する浦和のシュート数は17本でしたが、得点はPKによる1点だけ。決定力の差がはっきりと出てしまいました。

ファーストステージには、「ここぞ」という場面で決まったゴール。そのゴールがあったからこそ、負け試合を引き分けに、そして、勝点1の試合を勝点3の試合にできたのです。しかし、今の浦和は、決定力から見放されています。タイミングよく、J1リーグは中断期間に入ります。次節・アルビレックス新潟戦までの2週間は、決定力を取り戻す期間となりそうです。
2015/07/30放送(佐藤)


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