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ハートビートレッズ×PRESS

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高木俊幸へ「悔しい思いをした分、絶対に強くなれる」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


7月19日(日)、ホーム・埼玉スタジアム2002で、明治安田生命J1セカンドステージ第3節・サンフレッチェ広島戦が行われました。夏休みに入ってから初めての試合ということもあり、4万1500人の観客。ホームゲームでは6試合連続となる4万人越えでした。あとは結果だけでしたが、1−2で逆転負け。これでホームの連勝記録は9でストップ。リーグ開幕からの無敗記録は19で止まりました。

試合後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「前向きに取れる敗戦。きょう、選手たちが見せたパフォーマンスは、今後につながる」と総括しました。シュートの数は、広島が12本に対して浦和レッズは23本と圧倒。しかし、やはり決める時に決めないと、こうした結果を招いてしまいます。

ゲームを振り返りますと、前半24分のシーンが1つの分岐点となりました。約3カ月ぶりにリーグ戦に先発した高木俊幸がPKを獲得。高木は浦和に加入後、公式戦でノーゴール。高木自身も決めたい気持ちが強く、また、チームメイトも「決めさせたい」という気持ちから、高木にキッカーが譲られました。しかし、広島GK林卓人にセーブされ、得点とはなりませんでした。

その後も、高木は決定的なチャンスを作りましたが、結果的に、あの場面がゴールに最も近かったことは間違いありません。ミックスゾーンで高木は「自分を信じて蹴らせてくれたチームメイトに申し訳ない。自分にとって、これ以上にない残酷な結果となった。立ち直れるかどうか分からない」と、ショックを隠せない様子でした。

試合直後、スタジアムを1周する際、高木は悔し涙を隠すようにタオルで顔を覆っていました。その時、横にいたのが西川周作でした。西川は高木の頭をなでながら、「大丈夫だよ、トシ。泣くなよ。こういうこともあるよ」と言葉を掛けていました。「トシは責任を1人で背負っていた。でも、悔しい思いをした分、絶対に強くなれる。僕はそう思うんです」。西川はそう話しました。

次は、7月25日(土)にアウェイで行われる名古屋グランパス戦です。しょげている時間はないはずです。力強さを見せてほしい。
2015/07/20放送(佐藤)


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