関根貴大「試合で経験を積む中で、できるプレーが増えてきた」
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
6月3日(水)に行われた明治安田生命J1ファーストステージ第10節、アウェイ・柏レイソル戦は「面白い」試合でした。
開始早々、梅崎司がゴールを決めましたが、前半のうちに逆転され、1−2でハーフタイムを迎えました。後半に入り、セットプレーから槙野智章が頭で決めて2−2の同点。しかし、78分に3失点目。これで万事休すと思われましたが、試合終了間際、クロスから武藤雄樹が頭で押し込んで、3−3の同点で試合終了。
浦和は二度追い付いて、勝点1をもぎ取りました。これで開幕からの無敗記録は14。Jリーグ新記録を樹立しました。この柏戦で武藤のゴールをアシストしたのが関根貴大です。5試合連続で先発出場。右サイドに定着しています。その関根にとって柏戦と言えば、昨季4月26日に行われたJ1第9節ではないでしょうか。
関根は、1−2で迎えた74分から出場。その直後に、阿部勇樹のゴールで追い付きます。しかし、後半アディショナルタイムにカウンターから失点。2−3で負けてしまいましたが、この時、失点に関与したのが関根でした。ルーキーは、責任をより重く感じましたが、翌日の練習直後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督に「気にすることはない」と慰められ、経験の1つとしました。
あれから、約1年。関根は同じ日立柏サッカー場で、後半アディショナルタイムにアシストを決め、引き分けに持ち込みました。
また、今季の関根はドリブルだけではありません。相手にとって嫌なクロスを上げられますし、強引に頭でボールをつなげることもできます。本人が課題に挙げる守備でも、安定したプレーを見せています。関根本人は「試合で経験を積む中で、できるプレーが増えてきた」と話します。
その実感は、本人やだけではありません。かつての「24番」、原口元気も同じ。原口は関根のプレーをチェックしているそうで、きっと関根の成長ぶりを認めていることでしょう。
次節は6月7日(日)、ホーム・清水エスパルス戦。関根はリーグ戦で4得点を決めていますが、3得点が埼スタでの試合で生まれています。関根貴大のゴールに期待しましょう。
2015/06/04放送(佐藤)
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