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ハートビートレッズ×PRESS

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ミハイロ・ペトロヴィッチ監督「気持ちを上げ過ぎず、落とし過ぎない」

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


4月12日(日)に行われたアウェイ・川崎フロンターレ戦は、前半に先制されたものの、後半44分、FKからズラタンが頭で押し込んで同点。価値ある勝点1をもぎ取りました。

これで浦和レッズは首位を守りました。結果や内容に、必要以上に左右されず、勝って、おごらず。負けても下を向かない。これは選手だけでなく、監督にも求められることです。試合後の会見でよく見られますが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、勝ち試合では、反省や課題を多く語る一方、負け試合では選手の頑張りを称えます。

サポーターの中には、物足りなさを感じる人がいるかもしれません。しかし、ミシャは「見ている人たちと、同じ評価をしてしまう監督では、おそらく、早い段階でチームそのものが壊れてしまうだろう」と話します。結果が求められるサッカーの世界ですが、内容を吟味しながら、メディアから選手を守るという役割もしなければならない。こうした監督としてのミシャの哲学が分かります。

また、ミシャは練習中、選手と握手をしたり、頭をなでたりと、コミュニケーションを頻繁に取ります。さらに、特定の選手に伝えたいことがあれば、ピッチを一望できる、通称「ミシャ・ルーム」に呼んで、じっくりヒザを突き合わせて話し合います。

長いシーズン、チームにはさまざまなことが起こります。しかし、大事な時にチームがバタバタしては、肝心な時に力を発揮することができません。チーム作りの秘訣(ひけつ)について、ミシャは「気持ちを上げ過ぎず、落とし過ぎない。そのことが大事だ」と話します。こうしたチームの気持ちのコントロールも、大切なのです。


ミシャが、海外と日本国内合わせて20年以上、監督を務める秘訣がここにあります。
2015/04/13放送(佐藤)

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