関根貴大「自分が点を取れば、ナオくんのためになる」
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
4月4日(土)に埼玉スタジアムで行われた明治安田生命J1ファーストステージ第4節・松本山雅戦。浦和レッズは85分、森脇良太のゴールにより、1‐0で勝利。勝点を10に伸ばし、単独首位に立ちました。森脇の決勝ゴールも印象的でしたが、フル出場した関根貴大のプレーも強烈なインパクトを残しました。
何度も右サイドを駆け抜け、相手を置き去りにしたドリブルについて、松本の反町康治監督は、「関根が欲しい」と褒めるほどでした。翌日の新聞には、ゴールを決めた森脇と同じくくらい、関根の活躍が伝えられました。松本戦について関根は「ほぼ攻撃だけだったので、自分のリズムでできた」と手ごたえを話す一方、「良い場面は作れていたが、もう一歩あれば、さらにチャンスが広がったシーンもあった」と、改善点を語りました。
松本戦で積極果敢なプレーを見せられた理由は、オフの間に取り組んだトレーニングの成果が出たこと。そして、もう1つ。GK岩舘直の存在があります。岩舘と関根は毎日のように居残りのシュート練習をしていました。その練習パートナーである岩舘が、先日の練習試合中にアキレスけん断裂の大ケガをし、今季絶望となりました。
「自分が点を取れば、ナオくんのためになる」。関根は「岩舘の分も戦う」という気持ちをパワーに変え、ピッチに立ったのです。関根のドリブルで仕掛ける姿は、かつて、同じ背番号24をつけた原口元気を思い出させます。ますますプレーが楽しみな関根貴大。関根に「2年目のジンクス」は関係ないようです。
2015/04/06放送(佐藤)
◆お知らせ
『レッズプレス!』メルマガ登録受付中