武藤雄樹「もっと強引に、どん欲に」
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節、浦和レッズは、アウェーでの北京国安と対戦して0−2で敗れました。崖っぷちとなったアジアの舞台。ここからは開き直り、背水の陣で「全勝」を達成するしかありません。一方、明治安田生命J1リーグにおいては3月14日(土)にモンテディオ山形を1−0で下し、開幕2連勝を飾り、タイトル獲得に向けて盤石のスタートを切っています。
浦和レッズが誇る、自慢の攻撃陣の中で、コンディションを上げてきているのが、ベガルタ仙台から加入した武藤雄樹です。山形戦では、0−0の膠着(こうちゃく)状態が続く中で、後半開始からピッチに投入されると、スペースを作り、攻撃にリズムを生み出し、流れを呼び込みました。武藤は「ピッチに入ったからには活躍するプレーを見せたい。攻撃のスイッチを入れられたので良かった」と話しました。
武藤の特長と言えば、「切れ味の鋭いドリブル」と「爆発的なスピード」です。シャドーのポジションでも両サイドのポジションもこなせる器用さも併せ持ちます。そして、明るいキャラクターで、すっかりとチームに溶け込み、多くのメンバーから愛されています。
開幕前の指宿キャンプ中の練習試合や、プレシーズンマッチでは、ゴールやアシストなど得点に絡むプレーを披露し、「開幕戦でのスタメンもある」と思われていましたが、キャンプ終盤に足を痛め、別調整の日が続いてしまいました。そして、ケガも完治し、出番を待った背番号19は、それまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすようにピッチを駆け回っています。
「動きの部分は自分の特長。3人目の動きは、監督からも細かく言われている部分。もっと強引に、どん欲に、プレーしていかなければいけない」。攻撃の切り札から、絶対的なスタメンを狙う武藤。熾烈なチーム内の競争に勝つためにも「ゴールという結果」を積み上げることが、先発への近道になることは間違いありません。
2015/03/18放送(石田)
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