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ハートビートレッズ×PRESS

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橋本和、スピードとアグレッシブなプレーに期待

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


2015年が幕を開け、この1月の寒さとは逆に、Jリーグのストーブリーグの動きが過熱していますが、ここの主役は浦和レッズと言ってもいいでしょう。

9年ぶりとなるリーグ制覇のため、そして何よりも、2年ぶりの出場となります、AFCチャンピオンズリーグを見据えての積極的な補強が、とても印象的となっています。去年の課題である「追加点を奪う」ことに比重を置き、多くの攻撃的な選手を獲得しました。

その中で注目したい選手は、柏レイソルから加入する橋本和(はしもと・わたる)です。ディフェンダー登録ですが、左利きのサイドアタッカーで、左サイドなら中盤でも後ろでもプレーできる器用な選手です。

また、去年はリーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯を含め、公式戦43試合に出場し、自己最多の6ゴールを記録。181センチの長身を生かし、セットプレーの時には、貴重なゴールをたたきだし、相手チームにとって脅威となりました。特に去年4月、第9節で浦和レッズが柏と対戦した時には、橋本の果敢な突破に手を焼き、PKを献上するなど苦戦を強いられました。

柏のチーム関係者によると、「橋本は、スピードがあり、アグレッシブなプレーをする。上下への運動を惜しまず、90分間続けられることで、ネルシーニョ監督の下で起用されていた」と教えてくれました。

さらに、左足から放たれるクロスは、緩急や回転、どれをとってもバリエーションが豊富で、サイド攻撃を強みとするチームの躍動を支えていました。しかも、柏は浦和と同じ『3―4―2―1』の布陣を採用。この形に慣れているということは、チームにフィットするまで、そう時間がかからないと予想することが出来ます。

現時点では「浦和の誇る左サイドアタッカー」である、宇賀神友弥との激烈なポジジョン争いが予想されますが、チーム内での競争が激しくなればなるほど、両者はワンランク上にレベルアップするでしょう。また、左サイドが活性化することで、ゴール前でのチャンスが増え、追加点を狙える試合展開に、1分でも長く、持ち込めるのではないでしょうか?

埼玉スタジアムのピッチを駆け上がる橋本の姿を楽しみに待っています。
2015/01/07放送(石田)



(c)REDS PRESS