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ハートビートレッズ×PRESS

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マルシオリシャルデス、いつかどこかのピッチで会いましょう!

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


クラブは12月9日(火)、マルシオリシャルデスと来季の契約を結ばないことを発表しました。そして、マルシオはサポーターとあいさつできないまま、10日(水)、日本を去りました。2011年、浦和にやってきたマルシオは、前のシーズンに去ったポンテの後継者として大きく期待されました。ただ、彼の4年間を振り返ると、良いことばかりでは、ありませんでした。

チームの中心でしたが、残留争いを経験。ミシャサッカーの下、タイトルに近づくも届かず。去年から今年にかけ、負傷のために長期離脱。今季後半戦、戦線復帰したものの、負傷の影響で、ベンチスタート。久しぶりに先発出場したJ1第30節、アウェイ・鹿島アントラーズ戦では、PKのキッカーとなったものの、外してしまったのです。いまさらですが「あのPKが決まっていれば……」。もしかすると、違う結末が待っていたかもしれません。マルシオは「チームに貢献できず、自分のレベルに達するプレーできず、本当に悔しい。でも、いろいろなことを学ぶことができた」と、シーズンを振り返りました。

このマルシオの4年間をずっと見続けたのが、通訳のロドリゴ・シモエスさんです。ロドリゴさんは、言葉を訳すだけでなく、マルシオの生活を手助けするパートナーでもありました。そのロドリゴさんはマルシオについて「今年が一番、苦しいシーズンだったと思う。10番をつけた外国籍選手が、シーズン無得点。確かに記録は、そうかもしれない。でも、そこには見えないものを僕は知っている」と話します。

ブラジルで独り、リハビリに励んだこと。けがが治り、チームに戻ってきたうれしさ。思うようにプレーができない苦しさ。せっかくのチャンスをふいにしてしまった悔しさ。そして、浦和を離れる寂しさ。そうしたマルシオの思いを全部、ロドリゴさんは見てきたのです。ロドリゴさんのTwitter(ツイッター)には、「グッバイ、マイフレンド。4年間ありがとう」という書き込みと、マルシオの写真がありました。


マルシオの今後については分かりませんが、まだまだできます。ビバ!マルシオ。またいつか、どこかのピッチで会いましょう!
2014/12/11放送(佐藤)

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