back

ハートビートレッズ×PRESS

top
坪井慶介、家族よりも長く過ごしてきた

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。


11月はリーグ終盤戦。タイトル争い、あるいは残留争いと、リーグが盛り上がる時期ですが、それと同時に悲しい時でもあります。11月8日(土)、クラブから坪井慶介の今季限りでの退団が発表されました。レッズひと筋のベテラン選手が、またひとり、浦和を去ります。

翌日行われた会見で、坪井は「家族よりも長く過ごしてきた。だからレッズは家族以上の存在なのかもしれない」と、チームへの深い愛情を語りました。その一方で坪井は「必要としているクラブでプレーしたい」と、現役続行を明言。来季、坪井のプレーを見られる可能性があります。


約20分の記者会見では、笑いを誘うような話もあり、明るい雰囲気で行われましたが、坪井が唯一、寂しさを語ったことがあります。それは平川忠亮のことです。

坪井と平川はともに2002年に加入した同期。その同期たちも、ひとり、またひとりと浦和を去り、今は2人だけとなりました。坪井が「平川と一緒にプレーできなくなるのが寂しい」と話す一方、平川は「寂しさもあるが、ツボはまだまだできる。次のチームでの成功を願っている」とエールを送りました。その平川にとって、坪井はどんな存在だったのか。「加入当初、ツボは自分よりも早く試合に出ていたので、早く一緒にプレーしたい気持ちがあった。ツボは自分の目標であり、常に前を走っていた」。そう語りました。

その2人にとって、初めてのタイトルとなったのが2003年のナビスコカップ決勝でした。実はクラブハウスには、試合開始直前に選手が整列した時に撮影された写真パネルが飾ってあります。それを見ると、坪井の右隣に平川が映っていました。2人にとっては思い出深い写真です。

「ツボは絶対、手を抜かないプロフェッショナル」と話す平川。来シーズンは同じチームではありませんが、2人の物語は続きます。
2014/11/10放送(佐藤)

【読者プレゼント】
山田暢久DVD&Bru−ray


待受けカレンダー公開中



(c)REDS PRESS