長丁場のリーグ戦には、何度か「連戦」が組まれますが、10月26日(日)に行われた鹿島アントラーズ戦で、その連戦も終わりました。秋の3連戦を乗り切った選手たちは、残る4試合に向け、じゅうぶんな休養と準備期間を取って、全力を尽くします。
ここで、浦和レッズの、10月の成績を振り返ると、1勝2分け1敗。勝ったのは、最下位の徳島ヴォルティスにだけ。鹿島を優勝戦線から引きずり落としたかもしれませんが、残留争いの渦中にいるチームに引導を渡すことはできず、少々、物足りなさを覚える成績となりました。
そして、ここにきて、チームでトップの12ゴールを挙げていた興梠慎三が、試合で右足の腓骨を骨折。現在、チームは勝点58で首位をキープしていますが、2位のガンバ大阪との勝点差は3。追われる者としては、絶対に油断はできません。
今、求められるものは、「チーム力」です。特に、途中出場で攻撃の切り札として期待が高まるのは、関口訓充。その存在感が増しています。鹿島戦では、右サイドで起用。スピードに乗ったまま、中央にボールを入れてチャンスを作りました。10月22日(水)のヴァンフォーレ甲府戦では、左サイドで出場し、相手の堅い守備を何度も崩して起点になるなど、コンディションの良さも光り、攻撃のスイッチ役を担っています。