山岸範宏、浦和での経験を山形へ伝える
J1は折り返しとなりましたが、J2は中盤から終盤に差し掛かろうとしています。7月30日(水)、フクダ電子アリーナでは、ジェフユナイテッド千葉対モンテディオ山形が行われました。山形と言えば、浦和レッズから期限付き移籍中の山岸範宏が、移籍後6試合全てで先発フル出場しています。
千葉戦ではキャプテンマークを巻いて登場。スタンドで家族が見守る中、前半13分、CKから失点を喫すると、試合終了直前に、カウンターを食らい、結果0−2で負け、リーグ3連敗。順位は12位のまま、苦しい状況に置かれています。
試合後、多くの記者に囲まれた山岸は「長いシーズン、必ず苦しい時が訪れる。でも、この状況を招いたのが自分たちなら、乗り越えるのも自分たち。今のチームは信頼感と危機感を持って乗り越えられる」。そう力強く、話しました。
山岸はチーム最年長。チームのまとめ役が期待されるとともに、結果を残さなければならない難しい立場です。これはクラブとともにサポーターも同じでしょう。実は、試合終了直後、3連敗したチームにアウェイ・スタンドはザワついていました。そのスタンドに真っ先に向かった山岸は、サポーターと、こんなやり取りをしました。「前を見て、我慢してほしい。次のホームで一緒に喜び合おう」。そう伝えたのです。
「結果が出ない時サポーターがストレスを感じるのは、当たり前のこと。でも、クラブ・チームとサポーターとの心が離れて良いことなんて1つもない」
山岸はともに戦う大切さ、ブレずに戦い抜くことの大切さを語りました。山岸が浦和で経験し、体感したことを今、山形に伝えようとしています。
2014/07/31放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。