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ハートビートレッズ×PRESS

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森脇良太、体幹トレーニングで戦う体を作り上げる

現地時間6月12日(木)開幕の、FIFAワールドカップ・ブラジル大会。出場32カ国、それぞれ追求するサッカースタイルはありますが、運動量は、現代サッカーにはなくてはならない基本戦術。どの国も共通です。もちろん、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が浦和レッズで目指す、サッカーでも、走ることは戦いのベースになっています。

この「走る」ということを、サンフレッチェ広島時代からピッチでしっかりと体現しているのが、右ストッパーを務める、DF森脇良太です。森脇のプレーを見ていると、ボールの行方に関係なく、常に上下運動を繰り返していることが分かります。攻撃では、前線にいる味方の選手を追い越してクロスを上げ、守備では、最終ラインの裏に抜けるボールを全力で走り、体を張って、相手のチャンスの芽をつみます。


なぜ、森脇は、ここまで走り切ることができるのか。彼の、プレーの土台を支えているものの1つに挙げられるのが、体幹トレーニングです。相手の選手がどんなに強いフィジカルで当たってきたとしても、ブレることのない体の軸を、地道な練習から作り上げました。

トレーニングを開始したのは、6年前だと言います。時期としては、下部組織から慣れ親しんだ広島を離れて、愛媛FCへの期限付移籍を経験し、再び広島に戻った頃です。森脇は常々、愛媛での経験が、精神面で大きく成長する、「自分の大事なキッカケになった」と話しておりますが、戦う体を作り上げることもまた、彼が愛媛でのプレーを経て、学び、意識を変えたことなのでしょう。森脇は、「トレーニングを行っている成果は、着実に出ている。体の調子の良さが違うし、姿勢が良くなったとも言われる」と、笑顔で話してくれました。


森脇は、首位で折り返した前半戦を振り返って、「ここまで、簡単な試合は1つもなかった。そして、これからも気を抜かずにやり続けるだけ」と、気を引き締めていました。これまで森脇が行ってきた、地道な作業の効果というのは、夏場の、暑い時期だけではなく、後半戦の厳しい戦いでも、目に見える形で発揮されるでしょう。

チームは来週火曜日から、トレーニングキャンプを行います。前半戦の課題である「得点につながる攻撃力」を磨くためにも、彼の運動量は欠かすことはできません。
2014/06/11放送(石田)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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