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ハートビートレッズ×PRESS

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李忠成、泣きそうになるくらい走った

大型連休の第2戦。4月29日(祝・火)に行われたホーム、横浜F・マリノス戦は1−0で浦和レッズが競り勝ち、連敗を阻止しました。これで順位は4位となり、首位・鹿島アントラーズとの勝点差は2となりました。

今回、この貴重な1点をたたき出したのが李忠成。後半11分、CKを頭で豪快に決めました。「自分のプレーというより、那須さんや阿部ちゃんが、つぶれてくれたからこそのゴール」と、李は全員で勝ち取った得点であることを強調しました。

ここまで分が悪かった横浜FMに勝てた理由の1つに、前線からのハードな守備があります。1トップのポジションから李は、ボールに食らいつくようにプレスを掛け続けました。かなりの運動量が求められる役割ですが、「これだけ動いているから、後ろもしっかり守ってくれる」と、献身的な守備は、最終ラインに対してのメッセージであり、チームに勢いと安定感をもたらします。


試合後の取材で、李は「本当にキツい試合だった。泣きそうになるくらい走った。でも、泣きそうなくらい、走れたことはうれしい。海外にいた時は、試合に出られなかったから」と話しました。

たしかに、そうかもしれません。彼が在籍したイングランドのサウザンプトンFCでは、活躍したくても、思い切りピッチを走りたくても、試合に出ることは許されず、悶々(もんもん)とした日々を過ごしていました。浦和に加入し、感覚が戻るまで、時間はかかりましたが、ここまでリーグ戦5試合連続先発で3ゴールを決めています。

「これからもっとできるし、まだまだできる」と話した李忠成。次は5月3日(祝・土)はホームで古巣・FC東京との対戦です。「今はやっていて楽しい」。その笑顔から、充実ぶりがうかがえます。
2014/04/30放送(石田)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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