原口元気、今が成長しているサイクル
リーグ開幕戦・アウェイのガンバ大阪戦に1−0で勝利を収め、浦和レッズは2年連続の開幕、白星発進となりました。昨シーズンまでには見られなかった「我慢しながら勝つ」という形を表現でき、完封勝利。今シーズン、チームとしての浦和の本気度を物語ります。
その中、並々ならぬ思いで、シーズンを迎えたのが背番号「9」を背負う原口元気です。2シャドーの一角として先発すると、得意のドリブルからの攻撃だけではなく、守備では、自陣深くまで下がって、ボールを奪うなど、チームのために泥臭くプレーを続けました。
原口は「ポジティブに考えられるようになった。今が成長しているサイクルかもしれない」と話すなど、開幕戦の手ごたえを語ります。原口といえば、「教育係」となっているのが槙野智章。その槙野が、原口について、普段の生活でも「以前とは違い、人に気を遣えるようになった」と話しています。
原口は今年で23歳。キャリアを見れば中堅選手になりました。先輩として、後輩たちに伝える立場になってきました。日ごろから、ユースの後輩である関根貴大に対して、原口は「経験してきたことが役に立つならば」と、アドバイスをしています。こうしたことができるのは、心に余裕ができた証拠です。
開幕戦を寮で見ていた関根の目に、原口の姿はどう映ったのでしょう? 「ボールをもらう動き、ゴールを意識したプレー、奪われる回数も少なくリズムがいい。練習でできていることが本番でもできている」と、1つの目標でもあり、自分のお手本だと話しました。
アタッカーとして一番近くにいる目標に少しでも近づいていくために、まずは「メンバーに入りたい」と話した関根。その視線の先には、「埼スタのピッチ」と背番号「9」の背中があります。
2014/03/05放送(石田)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。