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ハートビートレッズ×PRESS

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ペトロヴィッチ監督、優勝への思いは誰よりも強い

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はメンバーを固定してシーズンを戦う指揮官として知られています。そこで、去年の開幕戦に先発せず、最終戦にスタメンだった選手を調べますと、山岸範宏、那須大亮、平川忠亮の3人でした。

山岸は残り9試合の時点で先発に回りましたが、ほかの2人はシーズンを通して、コンスタントに出た選手です。このことからも、ほぼメンバーを固定していることが分かりますが、忘れてはいけないことがあります。それは、結果的に同じメンバーで戦わなければならないというチーム事情があったのです。

例えば、1トップでひとり頑張った興梠慎三。指揮官としては交代させたくても、興梠と同じくらいの選手、あるいは、興梠以上の選手がいなかったということ。これはミシャ自身も話していることです。それは、前線だけでなく、ほかのポジションでも言えることでした。これらを踏まえて、クラブは補強を進め、ペトロヴィッチ監督は「去年よりも人数は減ったが、選手の質は高くなった」と話しています。

ということは、苦しい夏場、そして疲れが溜まる終盤戦、さらにはリーグだけでなく、ナビスコカップ、天皇杯でも、調子の良い選手を起用して戦えるということです。

そんなミシャには大きな夢があります。今から8年前の2006年。ミシャが広島の監督として1年目を迎えたとき、テレビでリーグ優勝し、喜ぶ浦和イレブンとファン・サポーターの姿をテレビで見ました。このとき、ミシャは「いつか浦和の監督になって、優勝したい」、そう心に誓ったのです。優勝への思いは、クラブよりも、選手よりも、もしかすると誰よりも、ミシャが強くもっているのかもしれません。


さぁ、夢の幕開けとなるリーグ開幕まで、あと少し。ミシャは誰をピッチに送り出すのか? 第1節は3月1日(土)19:00キックオフ。アウェイのガンバ大阪戦です。
2014/02/25放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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