山田暢久 残り3試合、僕もチームのためにプレーしたい
ついに11月20日(水)、正式に山田暢久の契約期間満了がクラブから発表されました。山田暢のほかに、野田紘史、永田拓也。若い選手2人も「戦力外」となりました。
特に20年間、浦和ひと筋で戦った山田暢の契約満了というニュースは、ファン・サポーターに大きな衝撃を与えました。Twitter(ツイッター)には別れを惜しむ声や、「なぜ、戦力外になったのか」という疑問の声。さらに、残り3試合は「ヤマと一緒に戦う」という声もありました。そんな雰囲気をよそに、記者会見に出た山田暢は、いつもと同じ表情でした。
山田暢は今後のことについて、「考えていないし、今は考えられない」と話していました。しかし、心の中は現役続行を願っているはずです。
以前、こんな話がありました。
野人・岡野雅行は、カズこと三浦知良が引退するまで「自分は辞めない」と話していました。また、山田暢久は「岡野さんが辞めるまで、自分は辞めない」と宣言しました。岡野のガイナーレ鳥取での出場は減りましたが、41歳になった野人は走り続けていることから、「辞められない」という気持ちを強く持っているはずです。加えて山田暢は、先週、山道守彦強化本部長に、自分が来年の戦力外になるかどうか、「早めに教えてほしい」と伝えたそうです。
移籍は相手があって、初めて成立するもの。できるだけ早い段階で、ほかのチームにアピールできれば、新天地に行ける可能性が増えていきます。今シーズン、ここまで、リーグ戦で10試合の出場ですが、練習や試合を通じて、山田暢本人は、続けられると感じているからです。
山田暢久が浦和の選手として、戦えるのは残り3試合。クラブ、チーム、ファン・サポーターは「優勝シャーレをヤマに挙げさせたい」。そんな気持ちでしょうが、当の山田暢は「残り3試合は僕のためじゃなく、僕もチームのためにプレーしたい」と話しています。
去りゆく山田暢久、そして野田紘史、永田拓也のためだけではなく、もう少しで手が届きそうなタイトルを取るために、「集え!浦和人」。
2013/11/21放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。