11月2日(土)のナビスコカップ決勝のメンバー表を見ますと、鈴木啓太や平川忠亮など、これまで何度も決勝の舞台に立った選手がいる中、初めてファイナルのピッチに立った選手がいます。それは、宇賀神友弥です。
試合が終わり、宇賀神は「一発勝負に勝って優勝できれば、成長につながると思っていた。まだ成長していないなと感じる」と、反省する一方、「逆に言えば、まだ『伸びしろ』があるということ」とも話しています。思えば、宇賀神はリーグ戦で91試合出場しており、すっかり主力の1人となりました。
その宇賀神は、ナビスコ決勝へ強い思いがありました。2年前、2011年決勝前日。先発予定だった宇賀神は練習中にケガをしてしまい、出場できませんでした。当時について宇賀神は「出た選手は負けて悔しかったと思うけど、僕はそれ以上に悔しい思いをした」と話しています。
そして、今回は、念願の先発フル出場したものの、1点が重くのしかかりました。「目を閉じると、『あのとき、こうプレーすれば良かった』と思ってしまい、なかなか寝られなかった」と話すとともに「試合は待ってくれない」と、気持ちを残り4試合に切り替えています。