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ハートビートレッズ×PRESS

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山田暢久と阪野豊史、通算500試合と初先発

ナビスコカップ決勝の前哨戦となったリーグ、第30節ホーム・柏レイソル戦。序盤、柏木陽介が立て続けに2ゴールを挙げたものの、すぐさま柏の工藤壮人に返され、1点差。時間の経過とともに、勢いは柏に傾きます。しかし、浦和は前線、中盤での守備を忘れず、懸命に相手の動きを封じた結果、2−1で浦和が勝ちました。

辛勝といっていいでしょう。これは浦和だけではありません。横浜F・マリノスは降格が決まっている大分トリニータに1−0。また、サンフレッチェ広島もベカルタ仙台を相手に終盤なんとか決めて、1−0と勝っています。残り5試合の終盤戦は、特に、順位通りの結果が、なかなか出ない。だからこそ、優勝は難しいのです。

こうした中、10月27日の柏戦で山田暢久がJ1通算500試合を達成しました。山田暢は感謝の言葉を繰り返しながら、「僕の中ではチームが優勝争いをしているし、勝利に貢献できたことが良かった。できる限り、頑張って現役でいきたいと思う」と、今後の抱負を語りました。


鉄人・山田暢久が偉業を果たした一方、プロとして初めてリーグ初先発をしたのが、ルーキーの阪野豊史です。試合前のウォームアップに出る際、阪野は「さぁ、いくぞ」とばかりに大きな息を1つ吐いて、ピッチに現れました。阪野は、後半20分で交代しましたが、「最低限の仕事ができた」と話しました。

本人はあまり緊張しないタイプのようですが、試合前のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の一言が助けになりました。「いつも通り、やってこい。私も信じているし、チームメイトも皆、信じているから」と、背中を押されました。このような言葉は、ずっと残るもの。きっと阪野にとって、忘れられない一言になったはずです。


チームには山田暢久のような百戦錬磨もいれば、阪野のような初先発という選手もいます。そうした選手が同じチームに、同じピッチで戦えるというのも、サッカーの魅力の1つではないでしょうか。
2013/10/28放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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