加藤順大、被災地での活動を毎年続けたい
「さいたまダービー」直後の10月7日(月)。浦和レッズの選手たちは、埼玉を離れ、遠く岩手県にいました。去年に引き続き、東日本大震災の被災地を訪問し、子供たちの心のケアを目的にサッカー教室を行いました。
今回は、岩手県の大槌町と山田町の小学校を訪ねました。そして、今回の訪問を楽しみにしていたのが加藤順大でした。
加藤と言えば、大原サッカー場でも見られるように、子供たちとの「やり取り」が上手な選手です。加藤は「僕たちも楽しみながら、子供たちとたくさん笑って、サッカーの素晴らしさを見せたい」と話していました。
その言葉通り、加藤は子供たちの輪の中に飛び込み、子供に戻ったかのように、一緒に楽しみました。「みんなとサッカーをやれて良かった」と話した加藤は、子供たちから多くの元気をもらったのではないでしょうか。
実は、サッカー教室の前、チームはいまだ爪あとが残る被災地の現状を目の当たりして、愕然とさせられたそうです。メディアでは「復興はだいぶ進んでいる」と伝えられていますが、必ずしもそうではありません。震災直後の姿の建物。または津波の被害で更地になったままの土地。復興はまだまだ遠いと思わざるを得ません。
加藤は「今回、参加できて本当に良かった。僕たちが東北に足を運ぶことが大事なこと。こうしたサッカー教室は自分にできる支援活動のひとつ。毎年、続けたい」と、支援という絆を守り続けていくことを誓いました。
さて、加藤が試合で守るべきものはゴールです。加藤は常に準備を進めています。来年は、タイトルという「おみやげ」とサッカーの素晴らしさを手に、再び東北に向かいます。
2013/10/16放送(石田)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。