9月11日(水)、浦和駒場スタジアムで行われた天皇杯2回戦・栃木ウーヴァFC戦。前半、梅崎司のクロスを押し込んだ小島秀仁のゴールとマルシオリシャルデスのPKにより、2−1でなんとか勝ちました。
浦和にとってこの試合は「勝って当たり前のゲーム」。そのため、独特の緊張感はありましたが、全体的にピリッとしない内容だったことは否めません。試合が終わり、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「若い選手や出場機会の少ない選手が多く出場したが、練習試合と公式戦ではやはり違う。緊張感がある中で何が足りないのか、何を改善しなければならないか、見えた」と話しました。
そんな天皇杯は、時折、ちょっとした「同窓会」の場ともなります。試合直後、森脇良太が栃木ウーヴァの10番・濱岡和久選手に近づき、親しげに話をしていました。実はこの2人、2006年、J2に昇格したばかりの愛媛FCでチームメイトでした。
当時、森脇はサンフレッチェ広島から期限付き移籍をしていました。一方、濱岡選手は、2001年に、愛媛がJFLで戦っていたときから、所属していた選手で、J2昇格の立役者の1人。2人は1シーズンしか一緒にプレーしていませんが、こうした形で再会できたということは、サッカーの楽しみの1つでしょう。