山田直輝、目指すは公式戦での先発フル出場
大逆転勝利に終わった大分トリニータ戦の翌日、8月18日(日)。大原サッカー場ではベガルタ仙台との練習試合が行われました。試合は阪野豊史らのゴールにより、3−2で浦和が勝利を収めましたが、復帰してここまで、トレーニングマッチ3試合連続でゴールを決めているのが、山田直輝です。
仙台戦では『1ゴール2アシスト』の活躍を見せた山田直輝。「一段ずつ、階段を踏みしめながら登っている」と話すように、前々節の名古屋グランパス戦、そして大分戦と2試合連続、途中出場しています。完全復帰に向けて、着実に歩んでいることが分かります。
これまで何度か大きなケガを経験した山田直輝ですが、今回は順調に復帰しています。その理由は何か? それは焦らず、じっくり時間をかけたことです。これは直輝に限らず、ケガを経験した選手に言えることですが、復帰を目指す過程の中で、沸き上がる焦る気持ちをいかに抑えるか。この、せめぎ合いなのです。
山田直輝は「前回は、なぜ、このプレーができないんだ、どうしてできないんだって、ケガをする前の自分に戻ることばかりを考えていた。でも、今回は、できることをやっていこう、そう考えるようになった」と話しています。さらにリハビリ中、自分の身体と相談しながら「3日間練習をやって1日休む」といった、自分のペースでトレーニングを積んできました。
「待てば海路の日和あり」
このことわざの通り、タイミングよく中断期間の、北海道合宿に間に合い、徐々にコンディションを上げていき、ようやく、ここまでたどり着きました。
「後半、運動量が落ちてしまったので、仙台戦の出来は60パーセントくらい」と話す山田直輝。目指すは公式戦での先発フル出場です。
2013/08/19放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。