野田紘史、攻撃の起点に
6月16日(日)に行われた湘南ベルマーレとのトレーニングマッチでは、宇賀神友弥が実戦復帰を果たしました。これで、けがで離脱していた山田直輝、永田充、宇賀神友弥の3人が実戦復帰を果たし、やっとチーム全員がそろいました。7月6日に行われるヴァンフォーレ甲府戦から、7月17日の横浜F・マリノス戦までの11日間で、4試合行うというハードスケジュールを乗り切る戦力が整ったと言えるでしょう。
ここまでのリーグ戦では、チームはある程度メンバーを固定して戦ってきました。その中でも、13試合全てにフル出場しているのは、GKの加藤順大と槙野智章の2人だけです。もし、槙野が離脱したときにはどうすれば良いのか。
ACL・アウェイで行われたムアントン・ユナイテッド戦で槙野が出場しなかった前半、彼のポジションには森脇良太が、森脇良太のポジションには坪井慶介が入りました。しかし、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督からすれば、できる限りポジション変更はしたくないはずです。そこで、槙野のバックアップとして期待したいのが野田紘史です。
今シーズンはACL2試合、リーグ戦1試合のベンチ入りのみに、とどまっていますが、北海道で行われたトレーニングキャンプでは、槙野、森脇に続くムードメーカーとしてチームを盛り上げました。プレー面でも、鋭いパスや、勢いのある持ち上がりを見せた野田は、最終ラインでのプレーについて「慣れてきたし、少しずつ形になってきていると思う。攻撃の形になっていければ」と、意欲を見せています。
もともとFWとしてプレーしていた野田は、攻撃の起点になれるだけではなく、槙野のような攻撃参加も得意としています。まだまだ、先が長いシーズン。チームが目標としている優勝を実現するためには、野田紘史のような選手の成長が不可欠です。
2013/06/19放送(友醐)
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