野崎雅也 今、何をしなければならないのか
5月12日(日)に行われた慶応大学とのトレーニングマッチ。浦和レッズが7−3の圧勝で終わりました。その中でアシストを決めたのが、プロ2年目の野崎雅也です。
ボランチで起用される野崎は、リーグ戦での出場がまだありません。しかし、慶応大学戦で見せた、あの正確なロングボールに成長が感じられました。
野崎は今、厳しい状況に置かれています。全体練習では、ミニゲームが行われますが、野崎は参加を許されず、コーチとともに別メニューを消化しています。
一方、同期の矢島慎也は、高い攻撃センスが評価され、公式戦にたびたび帯同。試合の流れを変える「切り札」として起用されています。
野崎としては悔しい思いがあるはずです。ただ「悔しさ」はあっても「焦り」はありません。
「野心はある。でも、今の立場や状況を客観的に見るのが自分の強み。そこで『今、何をしなければならないのか』そのことを考えています」と、野崎は話します。
つまり野崎は、一歩一歩、踏みしめながら、歩んでいる選手なのです。
その野崎は通常の練習だけでなく、居残り練習、さらに時間とコンディションを見ながら、特別練習を行っています。
野崎が起用されるボランチは、試合の流れを読む力とミスの少ないプレーが求められるポジション。それだけに、経験と高い技術が必要です。
野崎は「今年になって、できるプレーが多くなった」と、地道なトレーニングの成果を語ります。
「何かを変えたいのなら、今、やっていることを続けていかなければならない」
20歳の青年とは思えない、大人の言葉です。
2013/05/14放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING−UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。