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ハートビートレッズ×PRESS

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2012シーズンを振り返る『2013シーズン 過酷な日程をどう戦うか』(2012/12/17放送分より)

12月15日(土)に行われた天皇杯4回戦・横浜Fマリノス戦は浦和レッズが0−2で敗戦。今シーズンの日程が全て終了しました。

いつものようにプレーしたつもりでも、ボールがつながりません。

「ここまでつながらないことは、なかったかもしれない」

選手からそんな声が聞こえました。ほんの2週間前、リーグ最終節・名古屋グランパス戦ではあれだけの戦いをしながら、安定したゲームができない。来シーズンに向け、乗り越えなければならない課題です。

来シーズン序盤はリーグ戦・ACLの過酷な日程が待っています。2月26日(火)ACL予選リーグ初戦、アウェイ・広州恒大戦を皮切りに、3月2日(土)にJリーグが開幕し、3月12日(火)ホーム埼玉スタジアムでムアントン・ユナイテッド戦。リーグ戦を消化しながら、4月3日(水)ホーム&9日(火)アウェイで全北現代モータースとの2連戦。4月24日(水)はホーム埼玉スタジアムで広州恒大と戦います。そして、ゴールデンウィーク中の5月1日(水)には、アウェイ(タイ)でアントン・ユナイテッド戦となっています。つまり、およそ2カ月間で15試合以上戦う、非常に厳しい日程なのです。

こうした過酷なスケジュールをどう乗り越えるか。まず1つは、この1カ月のオフで身体を休め、どうコンディションを整えるかです。ペトロヴィッチ監督から「いい準備をするように」と、選手たちには伝えられました。チームは早速、始動日からミニゲームを行います。体調万全で臨まなければいけません。


そして、ACLの戦いを知るベテランがチームに経験を伝えなくてはなりません。ただ、「経験」という目に見えないものを伝えるのは難しいことです。この難しさについて鈴木啓太は「経験を伝えても、きっと分からないと思う。自分で感じなければ、生かすことはできない。伝えるのではなく、チームの力となるようにプレーするだけ」と話します。あの過酷な日程を2シーズン戦った啓太だからこそ、言える言葉なのかもしれません。

2012年は終わりましたが、来シーズンへの準備は、もうすでに始まっているのです。
2012/12/17放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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