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2012シーズンを振り返る『杉浦大輔コーチ 2年目が難しい』(2012/12/11放送分より)

2012シーズンを振り返る『杉浦大輔コーチ 2年目が難しい』(2012/1211放送分より)
12月12日(水)から、チームは天皇杯・4回戦。横浜Fマリノス戦に向け、始動します。別調整の坪井慶介らベテラン勢も戻ってきそうです。

今回は退団する田中達也とポポのための天皇杯。チームは「2人を国立のメインスタンドに上げたい」と、この気持ちでまとまっています。こうした「まとまり」や「チームワーク」を、今年の浦和躍進の理由に挙げる人が多くいます。

その1人が、ペトロヴィッチ監督の懐刀で通訳を務める杉浦大輔コーチです。もともとチーム内は仲が良いですが、ここ数年、それが練習や試合で発揮できませんでした。ミシャの考えでは、練習中のプレーと同じくらいピッチ外のことも大切にします。つまり、「その選手がいま何を考えているのか」、「どんな気持ちでプレーしているのか」。そのあたりまで、ミシャは考えています。選手たちの気持ちをくみながら、監督はチームをまとめていったのです。杉浦コーチは「監督は本当にいろんなところを見ている」と話します。


ここ数年の低迷により選手が抱いた危機感とミシャの手腕によって、一体感を取り戻した今年の浦和。しかし、杉浦コーチは「2年目が難しい」と話します。戦術はだいぶ浸透し、安定した戦いができるでしょう。しかし、それと同時に慣れてきたことで気持ちに「緩み」が生まれてくるものです。さらに来年はACLがあり、厳しい日程が待っています。出場停止や予期せぬケガもあるでしょう。だからこそ、今年、培ったチーム力を来年も続けていくことが大事になってくるのです。

杉浦コーチはこんな話をしました。

「良いサッカーをしても、良い結果が出ない場合もある。そういった結果に左右されず、しっかり本質を見てほしい」

目指すサッカーの方向性が正しいことが分かった2012年。あとは「続けること」です。
2012/12/11放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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