2012シーズンを振り返る『山田暢久 鉄人復活』(2012/11/6放送分より)
さぁ、あす(11月7日)の川崎フロンターレ戦は山田暢久の登場となりそうです。公式戦の先発出場は、およそ4カ月振りとなります。長年のレッズサポーターは「いよいよヤマの出番」と期待感いっぱいでしょう。これに暢久は「いやいや、遅すぎでしょ」と苦笑いを浮かべていました。
今年の暢久は、ここまでリーグ戦4試合となかなか出番はありませんでした。さらに8月中旬、練習試合で、左ヒザのじん帯を痛め、およそ1カ月、別メニュー調整を行いました。「ケガ知らず」の山田には珍しいことでした。しばらくヒザには何重にもテーピングが巻かれていました。
山田はその痛みを抱えながら、ハードな練習に打ち込みました。ミニゲームでは原口元気をマッチアップ。思うように行かず、イライラする原口に「まだまだ」と言わんばかりに、プレーを見せつけました。こうした姿をミシャは見逃しません。
前節(10月27日)のセレッソ大阪戦では、負傷交代の永田充に代わって、暢久をすぐに投入しました。他の選択肢として、阿部勇樹をセンターバックに下げて、空いたボランチに柏木陽介を入れることもありました。しかし、あの場面で、ためらわず、暢久を起用したことにミシャの信頼の高さが感じられます。
その信頼を受け、川崎戦は先発濃厚です。われわれは、何でもそつなくこなすものと考えていますが、本人は「準備万端にして、試合に備えなければ」と慎重です。これまで暢久は大事な試合で、しっかり仕事をしてきました。
ACL出場圏内となるリーグ3位以内を確保するため、1つの負けも許されません。ミシャは残り4試合、暢久にセンターバックを任せるようです。「やらなきゃ、ならならない。頑張りたい」こう決意を語りました。あすはアウェイ・川崎戦。鉄人、山田暢久が躍動します。
2012/11/6放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。