2012シーズンを振り返る『堀之内聖 うれしさをもって戦いたい』(2012/10/30放送分より)
J1と共にJ2も終盤戦。残り2試合となっています。今シーズンは2位までが自動昇格。3位から6位までプレーオフに回ります。
その中、シーズン序盤は連敗が続き、監督交代。その後、猛烈に追い上げているのが、現在5位の横浜FC。このチームには、なじみのある選手がいます。堀之内聖です。
おととい10月28日(日)に行われたホームでのザスパ草津戦。センターバックとして登場した堀之内は前半42分。CKから見事なヘッドを決めました。今月、誕生日を迎えたばかりの、バースデイ・ゴールでした。後半、追加点を挙げた横浜が3−0で勝ちました。堀之内は「この時期、昇格争いできるチームは限られている。楽しさ。うれしさをもって戦いたい」と話しています。
その堀之内ですが、今、ゲームキャプテンを任されています。今のキャプテンがケガのため、出ておらず、副キャプテンとして代わりにつけていますが、今年、加入したばかりの選手になかなか任せられません。さらに出場試合数を見ても、20試合と全体の半分しか出ていません。なぜ、堀之内はチームのまとめ役を任されているのか。
現在、横浜の監督は、「名ボランチ」と言われた山口素弘監督です。現役時代、頭脳派プレーヤーと呼ばれていました。堀之内もまた冷静沈着でミスが少なく、全体を見渡せます。いわば監督と堀之内とは同じタイプの選手。監督としては、自分の考えを味方に伝える選手が必要です。ここにキャプテンマークを任せる理由があります。
堀之内は今、昇格の原動力となっています。そして忘れていけない選手がもう1人。永井雄一郎です。おとといの試合、およそ半年ぶりにピッチに立ち、2点目のアシストを決めました。あのドリブルは健在です。今年は 長い間、腰の痛みに悩まされましたが、大事なときに戻ってきました。永井は「サッカーが楽しかった」そう話しました。
また、その永井に堀之内は「同じピッチに立ててうれしかったし、なにより頼もしかった」と復帰を喜びました。J2は残り2試合。昇格争い、まだまだ分かりません。来シーズン、堀之内、永井のいる横浜FCと対戦できれば、盛り上がる一戦になります。
2012/10/30放送(佐藤)
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