9月22日(土)のガンバ大阪戦は0−5で、まさかの大惨敗。5点差の負けは2009年の最終節、横浜F・マリノス戦以来です。今シーズン最多、4万6046人が入りましたが、今シーズン、最悪の敗戦となってしまいました。首位サンフレッチェ広島との勝ち点差は「5」に広がりました。
広島にしろ、2位のベガルタ仙台にしろ、共に終了間際で勝ち越しゴールを決めています。今の浦和には、こうした粘りが足りないのかもしれません。「久しぶりに見に来たのに…」。「優勝争いをしているのに…」。そんなため息が聞こえてきました。その中、一部のサポーターが「やる気あんのか!」、「なんだ、このぶざまな試合は」、「気持ちを見せろ!」と、選手に厳しい言葉を浴びせます。
サポーターもそうですが、一番悔しいのは戦った選手たち。スタジアムを一周して、トルシエ階段を下りた途端、ある選手はテーピングをクチャクチャに、丸めながら、たたきつけ、悔しさをぶつけていました。また、土田尚史コーチは怒るサポーターに「本当に申し訳ない。だけど、頼むから応援してほしい」と呼びかけていました。久々に荒れた埼スタとなりました。
試合が終わった後に開かれた会見でペトロヴィッチ監督は「この試合にあたり、チームに良い準備することができなかった。敗戦を私自身の責任として受け止めている」と非を認め、選手をかばいました。