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ハートビートレッズ×PRESS

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2012シーズンを振り返る『サポーターは、達也のゴールを待っている!!』(2012/8/27放送分より)

8月25日、アウェイの清水エスパルス戦に勝って、4カ月半振りの連勝。そして、首位・サンフレッチェ広島と勝点差を「2」に縮めた浦和レッズは広島を射程距離に捕らえました。

その中、8月26日(日)、大原サッカー場では慶応義塾大学との練習試合が行われました。試合は5−1の圧勝でした。

中でも光ったのは 先発フル出場した田中達也でした。達也は前半に早々と2ゴールを決めて、後半にはポポの2得点をアシスト。つまり、5点のうち、4点に絡みました。得点に絡んだことも、うれしいことですが、田中達也らしい、あの切り裂くようなドリブルが見せられたことが何よりの収穫でした。試合が終盤に差し掛かる、選手にとって一番疲れる時間に達也は相手4人、5人を抜き去り、シュートを打ちました。また、およそ50メートルの長い距離を走り、アシストを決めました。


観戦に訪れた200人の観客から拍手と歓声が起こりました。ただ、達也自身は納得してはいませんでした。「運動量が足りない。もっと良い形でできたはず。まだまだです」と反省しきりでした。

確かに、本人はもっと結果に、こだわりたかったはずです。今のトップ下のポジションは柏木陽介、マルシオ・リシャルデスの2人がレギュラーです。また、どちらかが欠場した場合、梅崎司が入り、しっかり結果を出しています。つまり、現時点では達也は4番目、5番目となるわけです。

当然、練習で行われるミニゲームでは控え組、Bチームに入るわけですが、黙っていません。達也は同じBチームの選手たちと、ミニゲームで主力組にどうすれば勝てるか、話し合っています。また、達也には、他の選手にはないモノを持っています。それは途中からピッチに立った際、スタジアムのムードをガラリと変えてしまう、サポーターからの期待感です。

ただ、相次ぐケガで、ここ数年、期待に応えられていません。それでも「きょうこそは何かやってくれる」とサポーターは待ち望んでいます。ことし、ここまで田中達也のリーグ戦先発は開幕の広島戦のみ。出場試合は僅か5試合だけです。残り11試合。われわれは田中達也のゴールを待っています。
2012/8/27放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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