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高橋峻希、千葉で自信を取り戻すことができた

高橋峻希千葉で自信を取り戻すことができた
先週11月23日(金・祝)に行われた、J1昇格を懸けたプレーオフでは、大分トリニータがジェフユナイテッド千葉を下して、見事にJ1昇格を決めました。

この試合、千葉の右サイドバックとしてフル出場したのは、高橋峻希です。今年7月、千葉に期限付き移籍した高橋峻希は、当初ケガで出遅れてしまいましたが、8月に戦列復帰すると、レギュラーに定着。加入後からリーグ戦14試合に出場し、チームのプレーオフ進出に貢献しました。


そして、チームの一員として、心から千葉のJ1復帰を願い、プレーオフでも彼は走り続けました。それだけに笛が鳴り、大分のJ1昇格が決まると、高橋峻希はピッチに崩れ落ち、放心状態で、しばらく立ち上がることが、できませんでした。

おそらく彼の人生で初めての経験ではないでしょうか。

千葉で過ごしたシーズンの後半を、「環境が変わった中で、最初はつらい時期もあった。だけど、内容の濃い半年だった」と振り返ります。

シーズン前半、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で、なかなか出場機会を得られなかった高橋峻希のプレーは、持ち前の積極性が失われ、迷いも感じられました。しかし、プレーオフ決勝では、一切迷いがなく、力強く、迫力のある攻撃参加を、何度も展開していました。

千葉のサポーターからも「峻希」コールが起こったほどです。移籍後、わずか半年という期間で、千葉のサポーターにもしっかりと認められた高橋峻希。彼らしさが戻っていました。

高橋峻希は「浦和レッズで試合に出ていなかった時には、どうしても気持ちのコントロールが難しかったけれど、コンスタントに出場できている今は、良かった時の、自分の自信を取り戻すことができている」と話しました。

今シーズン、千葉での戦いは、残すところ天皇杯のみとなります。

来シーズンについては「代理人に全て任せてある」として、明言を避けましたが、今回の移籍をキッカケに、自信を取り戻し、ゴールへ向かってサイドを鋭く駆け上がる高橋峻希は相手にとって怖い存在。


私はもう一度、浦和レッズに戻り、レギュラー争いをする高橋峻希の姿を見てみたいですね。彼に似合うのは、やはり中学時代から着続けたユニホームなのではないでしょうか。
2012/11/28放送(友醐)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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