阪野豊史(浦和内定)、来季は原口とトップチームで
阪野豊史(浦和内定)、来季は原口とトップチームで
11月15日(木)、来シーズンから浦和レッズへの加入が内定し、現在、明治大学サッカー部でプレーする阪野豊史が、神川明彦監督と岩渕良太、三田啓貴、山村佑樹ら、Jリーグの各チームへの加入が内定した選手と記者会見に臨みました。
阪野は下部組織となるレッズユースの出身。2008年、高円宮杯を制覇した時のメンバーです。当時のメンバーには、現在トップチームの濱田水輝、山田直輝、原口元気、そして、ジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍中の高橋峻希がいました。
阪野のポジションはFW。現在、浦和で1トップとして先発出場しているのは、阪野の1つ年下でありながら、トップ登録から5シーズン目を過ごしている原口元気です。阪野にとって、原口は手ごわいライバルになります。
原口の存在について阪野は、「間違いなく意識はしている。もちろん負けることはできない。だけど、今の気持ちは、ライバルというよりも一緒に出たいという気持ちが強い」と話しました。
そして、迎える側の原口も「ライバルではあるけれど、また一緒にやるのは楽しみ」と、阪野を意識しながらも心待ちにしています。
阪野の特長は、強靱(きょうじん)なフィジカルと前線からの献身的な守備です。
一方、原口は得意のドリブルに加え、今シーズンは裏に抜ける動きを覚えつつあります。
来シーズンも、チームを率いることが決まっているミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって、それぞれ持ち味の違う2人に頭を悩ませ、起用に迷うようなうれしい存在となれば、浦和に多彩な攻撃力が生まれていくでしょう。皆さんも、ユース出身の選手が再び同じピッチに立つ日を、楽しみにされているのでは、ないでしょうか。
まずは今シーズン、思うように結果を出せていない原口に、残りのリーグ2試合で意地を見せてもらいたいですね。
目標の2ケタ得点を狙い、チームをアジアへの戦いに導いてもらいたいものです。Jリーガーとしては後輩となる、阪野に大舞台を用意するのもニクイ演出ではないですか。そこでチャンスをつかめるかどうかは阪野次第なのですから。
阪野は現在、関東大学リーグで20試合に出場し、9得点。足首のケガを治しながらのプレーが続いています。
2012/11/21放送(友醐)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。