西部洋平(現・川崎F)、どのチームでも自分のスタイルを貫く
西部洋平(現・川崎F)、どのチームでも自分のスタイルを貫く
11月7日(水)の川崎フロンターレ戦は4対2の敗戦。これでリーグ戦は4試合勝ちなし。勝ち点で名古屋グランパスに並ばれてしまいました。
また、勝点3差の中に、名古屋を含めて清水エスパルス、横浜F・マリノス、サガン鳥栖、柏レイソルの5チームが、ひしめいています。ACL出場のため、残り3試合は引き分けも許されない厳しい状況となりました。
ゲームを振り返りますと、レナト1人にやられてしまいましたが、浦和のサポーターからすれば、かつて浦和にいた2人、「山瀬功治に決められ、西部洋平に止められた」。そういった見方もできます。
後半開始から出場した山瀬。シーズン途中、ケガで出遅れましたが、水曜日の試合では、左足で強烈な4点目を決めました。そしてGKの西部には、浦和のシュートを何度も止められました。
その西部ですが、浦和に1999年に加入。その後、2004年から期限付き移籍していた清水へ2006年に完全移籍。2011年にはJ2湘南ベルマーレに移籍し、今年から川崎の一員となりました。そして、今シーズンは25試合に出場し、川崎の新・守護神となりました。
これまで西部はJ1、J2合わせて286試合に出場。今年でプロ14年目ですから、1シーズン平均20試合出ている計算になります。GKは、たった1つしかないポジション。さらに4チームを渡りながら、毎年、リーグの半分以上に出ていることになります。これは、なかなかできないことです。
なぜ、西部はできたのでしょうか。
「大事なのは、平常心。どのチームでも自分のスタイルを変えないこと」そう彼は話します。
これは山瀬にも言えること。山瀬の得意のドリブルは、いまだ健在でした。
彼ら2人に限らず、どのチームでも活躍できる息の長い選手は、己のスタイルを磨き、貫く選手なのです。
2012/11/08放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。