ペトロヴィッチ監督「半年後、元気は大きく成長する」
リーグ終盤になると必ず話題になるのが、来シーズンの補強についての話です。毎年のように、大型補強のうわさが挙がる浦和レッズ。特に前線の選手のうわさが挙がっています。
例えば、J2得点王、ヴァンフォーレ甲府のダヴィ。また、現在J1得点王で、ミシャの教え子でもある春日部市出身のサンフレッチェ広島・佐藤寿人。ほかにもイングランド・サウサンプトンの李忠成。一部報道でチームを離れるとされている鄭大世(チョン・テセ)。ジュビロ磐田の前田遼一。J2東京ヴェルディの阿部拓馬という名前も挙がっています。
確かに今のチームの課題は『得点力不足』『決定力不足』。ストライカーが来てくれれば有り難いですが、あくまでもうわさの範囲内。加えて、以前に比べ、今のクラブは大型補強ができるほどのお金はありません。
また、ミシャ自身が大型補強を好んでいないのも事実です。「もし新しい選手を補強するなら、名前だけでは獲得しない。この浦和で成功したい。何かを得たい。そんなハングリーな選手でなければならない。それに私は、今の選手たちを信頼している」とミシャは話します。派手な補強より『現有勢力の底上げ』を重視しています。いかにもミシャらしい考え方です。
そのミシャが期待をかける選手の1人に原口元気がいます。今年は慣れないワントップに四苦八苦しています。その原口について、ミシャはこんなことを言っています。「元気は今、戦術の中で自分を生かすことを学んでいる。しかし半年後、元気は大きく成長する。そして代表に名を連ね、日本のために戦う選手になる」そう断言しました。