back

ハートビートレッズ×PRESS

top
槙野智章、いじめに負けるな

槙野智章いじめに負けるな
ニュースはオリンピック一色ですが、その片隅には「いじめ」の話題が取り上げられています。『いじめる側』『いじめられる側』その子供たちを取り巻く環境や、大人たちの反応が、連日、伝えられています。

その中、いま朝日新聞の朝刊には【いじめと君】というテーマでコラムが掲載されています。各界の著名人が『いじめ』について、どう考えているのか、自身の体験談が語られています。

7月31日、このコラムに槙野智章が登場しました。槙野が浦和に来た意味、また試合後、チームで行うパフォーマンスをやるかどうか、非常に迷っていたことが書かれています。


そして槙野は『いじめ』について「僕はいじめを見ているのも、結果的にいじめているのと同じだと思います。だって、ほんの一言、声を掛けるだけでも、いろんなことがガラリと変わるんだから。みんなも、そんな一歩を踏み出す勇気を持とう」こう訴えています。

槙野が語った『一言、声を掛けるだけ世界が変わる』『一歩、踏み出す勇気』という原点、これは小学生のころにあります。

槙野はお兄さんの影響でサッカーが好きになり、小学校入学と同時にチームに入ろうと思いました。しかし、槙野が通っていた学校にチームはあったものの、3年生からでないと入団できない決まりがありました。

すぐに始めたかった槙野はどうしたか?
小学1年からサッカーができる、隣町のチームに入ることを決めたのです。

両親の協力もあって通うことができました。しかし、そこで問題が出てきました。
自分だけ違う学校のため、共通した話題がなく、まわりと仲良くできませんでした。
子供の世界では、他の場所から来た人に冷たくしてしまうことがよくあり、「いじめ」の原因になります。

しかし、槙野はサッカーを通して、自分の性格を伝え、それをキッカケに友達を増やそうと考えたのです。この経験がベースとなり、どんな環境に行っても、自分を出せる、誰からも好かれる人間になれたのです。

また槙野は、「小さい時に厳しい環境に出されるということは、将来、自分の力になる。その分、親もかなり勇気が必要だったと思う」と語ります。

槙野の特徴である、明るい性格は、子供のころに編み出した処世術が、基礎になっていることが分かります。
2012/08/02放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



(c)REDS PRESS