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ハートビートレッズ×PRESS

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高橋峻希、成長して戻ってこい!

7月10日、スピラノビッチの完全移籍に続き、7月15日には、高橋峻希のジェフ千葉への期限付き移籍が発表されました。

生え抜きである高橋の移籍に、ファン・サポーターからは、驚きの声とともに「ひと回り大きくなってほしい」「成長して、浦和に戻ってきてほしい」という応援の声がありました。


これまで浦和は、多くの選手が期限付き移籍を経験しました。

移籍先のチームの一員となるケース、または、浦和に戻っても出番がなく、再び他のチームで挑戦する選手などがいました。そのため、浦和では期限付き移籍について、ややネガティブなイメージがあります。しかし、ペトロヴィッチ監督はそう考えてはいません。

ミシャ(ペトロヴィッチ監督)は、オーストリアのグラーツやサンフレッチェ広島でも、イチからチームを作ってきました。

チームの中には、才能があるのにも関わらず、試合に出られない選手が出てきます。その選手たちを一度、他のチームにレンタルして、成長してからチームに戻します。そして、チーム内で成長を確かめてから、主力として起用するのです。

その成功例のひとつが、日本代表にも選ばれ、現在、リーグ首位の広島でレギュラーの森脇良太です。森脇の場合、2シーズン、愛媛FCに所属しました。つまり、じっくり時間をかけ、実力を養ったのです。

今、浦和のレギュラーの年齢を見ますと、30代前後の選手が多いことに気付きます。今回の高橋の期限付き移籍は、世代交代への布石とも考えられます。

毎日の練習は大事です。しかし、それ以上に、試合に出て経験を積むことが選手にとっては大事なことです。22歳の高橋峻希が千葉で主力として戦い、さらなる力を発揮できるようになれば、浦和にとって大きなプラスになります。

「私の契約はことし1年だが、これから10年、浦和にいるつもりでチーム作りをしたい」と話すペトロヴィッチ監督。ミシャのチーム改革は着々と進んでいます。
2012/07/17放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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