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槙野智章、シーズン前半を振り返る

槙野智章シーズン前半を振り返る
リーグ前半戦を、勝点「30」の3位で折り返した浦和レッズ。選手は、前半戦の戦いをどのように感じているでしょうか。今年、ドイツのブンデスリーガ、FCケルンから加入した槙野智章が振り返ってくれました。


開幕のサンフレッチェ広島戦。この試合は槙野にとって、大きな意味のある試合になりました。説明するまでもなく、槙野は中学生時代からサンフレッチェ広島で育ち、広島で、プロデビューを果たしました。

そんな彼も、おととしにケルンへの移籍を決断します。誰もが「数年後、槙野がJリーグに復帰するなら広島だろう」と考えていました。しかし今年、出場機会を求め、Jリーグ復帰を決意。彼が加入したチームは古巣の広島ではなく、浦和でした。

3月、広島との開幕戦。場所は、広島ビッグアーチ。
ホームだった場所は、アウェイに変わりました。当然ながら、試合中、広島サポーターからのヤジも聞こえたそうです。それでも槙野は試合後、広島サポーターのもとへ歩み寄り、あいさつを行ったのです。「広島戦の後にあいさつに行ったのは、良い切り替えになった。その時、自分は浦和の選手なのだと実感した。そこでやっと浦和の一員としてスタートできた」と振り返りました。

浦和の一員となった槙野が一番びっくりした対戦相手は、大宮アルディージャだと言います。「大宮の選手たちは、浦和戦のモチベーションが、他のチームとやる時とは違う。なおさら、さいたまダービーは負けられないと思った」と、大宮の選手の気迫に驚いていました。

また、浦和のサポーターのことは「アドバンテージになる。スタジアムの雰囲気、サポーターでは広島より浦和が上だ」と話しました。

現在、槙野はリーグ前半戦の17試合、全てに先発出場。
もちろん、試合以外でも彼は存在感を発揮しています。
7月8日、鈴木啓太の誕生日をサプライズで祝福した時も、企画したのは槙野でした。イベントの中心には必ず、槙野の姿があります。こういった仕掛けも、チームがひとつになっている理由です。彼が来てから、チームが本当に明るくなりました。槙野智章はもう、チームには欠かせない存在です。

7月14日、土曜のアルビレックス新潟戦から始まるシーズン後半戦。槙野には、得点でもチームを盛り上げてもらいましょう。
2012/07/11放送(友醐)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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